7月20日木曜日
回りが見えないくらいフチ子の事が好きなんですといきなりに。
夕暮れ時になると又逢いたくなる。
でもアタイは許せないんだ。
一つはフチ子に寄ってくる虫どもの事が!
嫉妬に駆られ、
激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームみたいになって仕舞い、、、等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をしていた。
とりあえずパシャリしていたのだけど、
あの時、
はい!あなたに見せたいものがある。
はい!これ解る?
これお花。このせいで虫どもが寄ってくる訳。
苦労してきた事位大体は解りますよ。
ところであんた自分がやらかした事解ってる?等と聞こえていた。
とりあえず気のせいだと思うことにした。
好きになったのは自分の方だから。
したら、ハンカチ持った?
渡そうか?ハンカチでも噛んで、キーッとしたら、幾分気も晴れるんじゃない?
等とお次は聞こえていた。
仕事にいかなければなかった訳だけど、
ね~、ちょっと待って~!
ハンカチ持った?
このお花、あんたにあげるから、
どうか幸せになってくださいな。
パンチのある女。
後ろ髪ひかれる思いだった。
そして今更筆紙に尽くしたのだった。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)