4月25日火曜日
三回目、
年とったみたいだ、皆、同じ顔に見えて仕舞う。
とりあえずどうでもよき。
それよりもパシャリしたら楽になれると思いつき、
アクセル全開にしたら、
いきなりワンツーフィニッシュみたいのが決まってしまった。
そう言えば、あの時から憧れや夢、プライドや欲のほとんどを諦め、捨てた。
しかしなんて良い顔してるのだろうか?
我慢して、踏ん張って、青二才なりに一所懸命、
文字通り肩肘ついてやがる。
おねだりされたら、
その素直さが可愛いくて、
子猫のような目で見つめられると、
その甘えが嬉しくて、
私の手はいつだってその小さな手をを欲していた気がする。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)