3月17日金曜日。
今日の日付けを見た時、運と命を感じた。
ちょっと恥ずかしい(σ≧▽≦)σ
とりあえず私の全てはそこからも始まったみたいだ。
あれから17年。ちょうど17年前の3月に、
アタイは新世界のドアを叩いた。
色々大変だったけれど自分で決めた事は確かである。
そして2006年7月。
まさかのデビューを果たして仕舞った右も左も何も解らなかったアタイ。
真面目に予定外であった。
驚き桃の木山椒の木だった。
ブリキに狸に蓄音機
ブリキに狸に洗濯機、猪木にえのきにその気なし。
あるのは色気より食い気と若気の至りだっただけか?とだけ。
しかしあの日の事は今でも忘れず。
色んな記憶がなく、それに苦しみ踠いていたにも関わらず不思議な事だった。おおよそ納得出来てないのだろうか。無念だからだろうか。しかし悔いはない。
とりあえず、
身体中にある神経細胞達が席を切ったように狂喜乱舞していた。
広く明るいスタジオ、
大音量で鳴り響き、ズットンズットンとビートもきいたミュージック。
沢山の人々。皆の顔。
何だか感無量。何だか言葉に詰まる。
あんな事、こんな事あって、今はこうして、今もこうして、、。
心底感じ入って仕舞う。
関わった人たち全てに感謝したい。
揃いに揃って赤の他人だったけれど、
本当に感謝したい。
その実ここだけの話だけれど、
そこだけに感情移入したくとも、
私の周りは常にフチ子達の存在があり、甘い誘惑も時々で訪れた。
しかし、手も足も出ない。首も頭も回らなく、
来日も来日も洗濯機ばかり回していたら、
いつの間にか干され、独りぼっちになってしまったらしい。
身体も心もぶっこわれ、死に目もみた。
捨てられたのか、置いてきぼりにされたのか、いったい何なのか?
そろそろこの弓矢も何もかもおろす時かもしれない。
何かにしがみついてた訳でもないけれど、ぶら下がっていた訳でもないけれど、当然だけれど、
この弓矢はフチ子を守る為と、私のハートを向ける為に持っていただけで、
誰かを撃ち抜く為でも、誰かを蹴落とす為でも、
護身用でも何もなかった。
とりあえず息せき切ったような感じに、
今日の日付けを見た瞬間と、偶々選んだフチ子と頂いたチョコレートの画と、
赤色から始まって仕舞った訳だけれど、
何だか色々感無量である。
そこに愛があったなんて、ここに集束するだなんて、
そして未だに何の予定もない癖して、
花金、に浮かれて仕舞うだなんて、
当時は何もかも知らなかったみたいだ。
てん。てん。てん。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)