3月5日日曜日
いつの事だか、思い出してごらん、
あんなこと、こんな事、あったでしょ~等と、
一人呑気に歌いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
そして、
嬉しかった事、面白かった事、
いつになっても忘れないとその続きを歌った。
その後が解らなかった為、
近づき聞いてみたところ案の定返事はない。
事実上のパシャリだった。
さざ波のような静かな波紋が底を張り、拡がり続けるだろうか?
とりあえず全く気にならないよと一言だけ呟やいた。,
なにも思い出せない。
とりあえずフチ子の見上げる先が気になり、
私も一緒にそちらの方を見てみたかったのだけれど、、、
それが出来なかった。
当たり前だった。
まるで階段をかけ下がり飛び込み乗車するときの同じ様なものだから。
しかし本当に首が回らんし頭も回らん。
声を張り上げて言う事でも何でもないけれど、
今日は特にそこしか見えてない。
他は無用の長物。心配無用。
しかし立ち上がる事はできる!その場限りのだけど。
それでも私の痛みは私を縛りつけ、
ずっとついてくる。
その原因を思いだそうとすると頭が痛くなり、
やっぱり狂喜乱舞しそうにもなる。
しかし可愛いなフチ子。
この紋所が目に入らぬか?と言いたげだ。
まじ卍。みたい。良いから大人しく座って、早く珈琲飲飲みなよ。冷めちゃうよみたいな。
とりあえず身を捨ててこそ浮かぶ瀬しか、
最早ない模様。
しかし何をしても卒だらけだった私とは大違い。
私もそろそろ卒だらけからも卒と業したいなぁ。とか言っちゃって。
しかし気持ちの置き場がない。卒倒寸前。
何はともあれ、卒業おめでとうしかあらへん。
ちょっぴり誇らしいな。乾杯だ。君に幸あれ。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)