3月3日金曜日。
今日は花金、ひな祭りと続いたけれど、
一端そこで大きなため息をつくことにした。
一瞬卒倒しそうになるも、
ここで屈したらオレが廃れる、
それにいつものように行き過ぎて仕舞う、
それに元も子もなくなって仕舞うだろう等と想うと、不思議と安心し、永年の檻から解き放たれた気がした。
とりあえず花金にはあの子だと思いそれを選びパシャリした。
迷いや躊躇い等は一切なかった。
だからそこに嘘や誤魔化しも当然なかった。
中々理解されないし、されようと思ってないけれど、類は友を呼ぶと一人呟き、再びパシャリした。
したら、類は友を呼ぶでないでないわよ!
あんたのおかげでわたしは、、、、
等と聞こえた気がしたが、どうでも良かった。
その訳は言うまでもない。
したら、お次は、
とりあえずそこ子はいつ、どんな時でも、
受け入れ体制の姿勢でいる気がする。
守らなきゃならないものがあるからなの?
強いな。本当に強いな。私には真似出来ない。
自分勝手にパシャリパシャリして、
それらをネットにあげては、承認欲求だか、何だか解らないけれど、とりあえずどうでもいい。
私だって自分勝手に珈琲がある場所に現れているだけだから、、
とりあえず心底尊敬する。
等と、そこ子と珈琲女の声が聞こえてくる。
おかげさまで首が回らなくなってしまった。
かなり深刻な痛みである。
しかし可愛いそこ子。
ため息つくまえみたいな顔しやがって。
辛い時にそっと顔を覗かせてくる。
そんなそこ子がどうしようもなく愛おしかったのだった。
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(ソコ子シリーズ)
完、寒、姦