5月4日水曜日(祝)
ラウンド3、うぇ~い想いながら、
今日も変わらずいつものことをした。
何かが始まる瞬間と言うのは、
いつ、どんな時でも踊り狂って仕舞うし、新と鮮である。
ちょうど緑葉色豊かな今の季節みたい。
ちょうどセクシーバディーのラウンドガールが、
リング内をぐるぐる巡回するときみたい。
とりあえず、
この緊張感と胸の高鳴りが堪らなく愉快爽快笑顔崩壊である。
無機質で非人道的な家電すらも、ガタガタ音を立てざわつき始める気がする。
そして回を重ねれば重ねる程、沼にはまる。
はまったら最後と言わんばかりのその沼は、
マグカップの大きな口の様だし、
もがけばもがくほど息が苦しくなり、
知らず知らず引きずりこまれてゆく蟻地獄のようだ。
しかし私には無縁だ、
そしてただの勘違いだ、
そして根も葉もないことだ、
そして私のワンツーパンチも、たった今、
ラウンド3と共に決まった!と思うと、
今は無きラウンドガールすらも女神様に見えて仕舞う。
そして自己陶酔。
はい拍手。そんなあなたにはい、拍手。
一体いつまで待たせるの?
これはルール違反。
絶対おかしい。
珈琲もすっかり冷めちゃった。
それに底も見えてきた。私頭きた。
とりあえず待つのは嫌いじゃないの。
寧ろ好きなの。
で、ラウンド3?
何なんラウンド3って?
いくら年輪を重ねようと、
女の私にはちっとも意味が解りません。
まさかお前の目は泥色か?
まさかお前の目玉は頭の後ろにあるのか?
それともスマートフォンの画面の中にあるのか?
とりあえず今すぐパシャリして。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)