3月22日火曜日。
早起きは三文の徳だと想い本日女の朝3回目。
その実何の得もない。
ないけれど、間延びするような事がない。

とりあえず、
空が泣いてる。
ね~、泣かないでいいんだよ。
これは恵みの雨。天からの授かり物!サプライズ!
最後はきっと笑える日がくる、
明日はきっと良い日になる~なんて、
ある意味柄でも無いことは言えなかった。
言えなかって言うか本当に言えなかった。
あの時は独りぼっちだったし、、
私の傘には柄がないし、、。
普通の傘とは形も違うし。
ちょっと古いタイプなのかな。
だからシンプルに雨は上から下へ。
つけ加えるならば珈琲も。
陰湿染みた雲の中からウジ虫がうようよいる土の中へと言った方が、
柄にあうと思って、
虫に喰われた憂さ晴らしも合わさって、
柄にでもない事をがらがら蛇のように言ってみた。
つけ加えるならば慇懃無礼な態度、陰キャラ的な感じ。
そして、五臓六腑にしみわたるあの時ばりに、
雨は気体の中を滴り落ち、土の中へ染み渡ってゆく。そして花咲かす。
そして珈琲はマグカップの中に流れ落ち、線香花火のように弾けて行くとまで言ってみた。
したら、私の主人は女の子を一人連れてきた。
これで、風からも守られると言うの。
頼んでもないのに、
私が一番初めての天使だったから、いくつになっても過剰に心配するのよ。
カーテン開いて、窓まで開けて、
雨が降っている事の確認を、
お腹痛くてうずくまってたし、わざわざしなかったけれど、
雨が降っている事くらい音を聞いたら普通に解ることでしょ。
今日の雨は、耳にぶら下がったピアスのような、そんな雨。
そんな雨と同じ様に、
珈琲も私もいつも一方通行だって事も解る。
ただ雨は珈琲と違って跳ね返りが少ない。
誰かの足元を冷やす事も、身体を濡らす事もない。
したら、私の風避けになってくれた後ろ姿逞しき女の子がこう言ったの。(→右はじのフチ子)
あのね、あなたの一方通行はある意味ゴールでしょ。
私は二番煎じの茶みたいなもの。
あんたのお陰で私がどんな目にあってるか、、。
新入社員だから仕方がない。
とりあえず、
女って生き物はある意味クリエイターなのよ。
あなたにはわからないね。
ある意味恵まれた子だから。
とりあえず創造者。そしていつも一方通行。
それが世の常、一般常識。
ただ、世の中の価値ばかり迎合していたら、
それはマグカップに蓋をするようなものよ。
あなたもそれと代わり映えしないの。
したら、今のこれはないでしょ。
良いんだか悪いんだかだけれど、、、、。
私の場合は何故だかいつまでも棚引いてるのよ。
先を行く人が消えたかしらかね?
とりあえず、
私達は、私達の産みの親の独り善がりが原因で、
富士の国、日本で誕生した、ただの玩具。
その名も、コップのフチに舞い降りた天使!
私達が世の中のトレンドを作ってる訳じゃないの。(右から2番目のフチ子)
ね、みんなこっちにおかしがあるよ!
アメ、アメ、くれくれ。もおっとくれ。
私に甘い密、持ってこい!(左はじのフチ子)
私を飛ばすな!私はお手上げである。
戻ってきたら新しいのがいるし、、、、。(右から3番目のフチ子)
完
(フチ子シリーズ)
(書く女シリーズ)