3月5日土曜日
今日もガイアの夜明け前のような目覚め。
取材を受けなくて良かったと思ったとき、涙が溢れた。
いつの頃からかいつもの事になったけれど、
やっぱり慣れない。
慣れない原因は解ってる。
解っているけれどどうにもならないのは私が未熟だから。
拙い言葉は沢山あるけれど、一夜にして事態は好転した模様。
この喜びは計り知れない。
寒々しく暗黒めいた空の色も次第に明るくなる。
とりあえず、事実確認をしてないから実際の所は闇に包まれている。
包まれていた記憶がないからわからないけれど、
わかった所でより悲しくなる。
十人十色だ。
桃色吐息だ。
若返りしき頃良く聞いた高橋真梨子の名曲だ、
綺麗と言われた時期なんてたった一度もない、
辛いなぁと思いながら、
今日もゴキブリのように布団から起き上がる。
起き上がったら靴下をはき、
そして灯りをつけ、暖房のスイッチを押す。
簡単な作業だった。
そして朝ごはんを食べ、
そして珈琲の支度をしていたら、
落とし穴みたいに真っ暗闇だった私の頭の中が、
イルミネーション点灯式を間近で見ているような夢気分にさせてくれたのだった。
幻想的で美しかった。
お姫様になられた気分だった。
初めてのこれに私の胸はいっぱいいっぱいになる。
そして一人うちひしがれる。
とりあえずイルミネーションは続く。
一つ、又一つ灯りが灯され、漸く全ての灯りが灯された時、
あの頃の、子供のようにはしゃいでいたあの頃のフチ子の姿が浮かばれて仕舞った。
世間知らずで健気で、元気いっぱいで、
弾ける笑顔が可愛い女の子だった。
しかし、その次の瞬間には、
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろうで有名な、
小田和正さんのあの曲を一人口ずさんでいる。
実を言うと、灯りをつけましょ、ぼんぼりに~も歌っていた。
とりあえず面白くない。
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう。
サイレントナイト、ホーリンナイト。
君はきっと来ない。一人きりのクリスマスイブ。
心深く秘めた想い、叶えられそうもない、、、。
お~い!
朝っぱらから御機嫌ね!
歌を歌い、珈琲、だなんて良いご身分だこと!
とりあえずいつものあれ?大丈夫?大丈夫だぁ~。