1月20日木曜日。
今日の曜日を見た時、
この木、何の木、気になる木~と、真っ先に口ずさんでいた実は。
だからなに?
でも見たこともない花が咲くでしょうと直ぐに終わりを迎合しつつ、
気分転換のつもりで本日2回目の写真をスマホにおさめた。
パシャリ。そしてギリギリセーフ。
僕は型にはまらず色々な表情を魅せるフチ子が好きだった。
まるでわんちゃんや猫のようだった。
直接に触れてくる女性的で野性的な動きを感じ、知った時、
僕は僕で何処か懐かしさや暖かさを覚えたし、
自分が一端の獣になられた気がした。
況してや、
フチ子が笑ったり、怒ったり、拗ねたり、哀しんだり、何かに夢中になっている姿を見たりした時は、
ペットを飼っている人には解ると思うけれど、
益々目が離せないし、引き込まれていった。
一言、やばかった。
変化が多く、無邪気で気ままで、
どことなく青臭いフチ子。
僕はそんなフチ子の為に生きようと一人決意した。
フチ子の為にあらゆる手段を用いてまでも、
必ず僕の掌中におさめてみせると一人誓った。
しかしそれが僕の泥沼の始まりだった。
僕は游げない。
僕は今、今のフチ子の苦境から逃げようとしている。
僕はお利口さんだと言われ続けたきた。
利己主義者。
何だかんだといつもやっぱり損得を打算して、
平らな和の中で一人騒ぎ、嗅ぎ回っている。
それの何が悪いのよ。
よし、無事に地上に落着。
いきなり、漢(完)
そして今日は大寒。
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(アイツシリーズ)