11月12日金曜日
今日ははなきん。はなきんと言う言葉に強い憧れがあるのか、
それとも花と金にごえんがあるのかどうかは解らないけれど、
実際あるようで、残らないのだけど、
何だか心が自然とときめいて仕舞う。
トキメキトォナイト、これも、私には無縁だなぁと思いながら、
朝、いつもの事を、寝ぼけた頭で黙々とした。

ぱしゃり。
私、フチ子?(うん、知ってる、私が置いたのだから。しかしあの健康的な脚と良い、ありのままのフチ子が堪らなく可愛いし、本当に好き。)
時間はとらせないわ。
ちょっと今ヤバい事になってて。
ありがと。私は大丈夫。
ただ大きな声は出せないんだ。
そう正解。
今日も又、場違いなやつがいるの。
そいつ、さっきからずっと、お~いって叫んでるの。しかもなっさけない顔して。
お~いだよ。場違いなのは強ち有りがちじゃない。
迷子になっちゃったか、群からはぐれちゃったのか、捨てられちゃったかと、逃げてきちゃったとか、穴を埋めたかったとか、アナ雪とかだと思うし。
お~いって言う位だから何かしらの、
誰かしらの、頭になる、助けが欲しい訳でしょ一人の人間として。
でもさ、私達、もう来るもの拒めないじゃない。
だからどんな事があっても、
こちらがほんのちょっとの間、
眼を瞑っていれば、いないのも同然だし我慢は出来る。
でも眼を瞑っているなんて、生きている限りはずっとできっこないし。
ほら、
私達みたいに生かされている者は、
何だかんだと言葉と言う羽を授かったじゃない。
とりあえず、自分のけつの穴の叩いてまでも、
自分にムチ打ってまでも、アクションと言う名の、冒険を始めた。その事実に変わりはない。
うん、うん、そう。
通販でダイエット器具買う事や、ぽちっとしたり、
ネットサーフィンするのと同じ感覚よ。
自分で手出し、口だし、頭だしした癖してうまくいかないと、途端に本性丸出しみたいな。
要は他力本願ね。
そんなやつに限って見返りを求めてきたり、
頭の中でそろばん弾いてるじゃない。
ああいうのはよっぽどのことがない限り、もう一生治らないわね。
然し本当に、心の底から我慢ならないのよ。
PTSDで訴えたいくらい。
きっかけ与えたのに逃げるし。
(お~い。)
あっ、又、お~いって言った。
(お~い、お~い、お~い)
(お~~~~~~い)
もう嫌、しつこいのもそうだけれど、
お~い、お~い言いながら、こちらの顔色伺おうとしているような自称平和主義者、厭さらしさが。。
マジ、虫酸が走る。
そんな事言われなくても、一端の大人であれば、
端から解る事じゃない。
言ってる事とやってる事がまるで違う。
それに言ってる事がコロコロ変わるの。
本当に天変地異並みに驚いた!
そうなの、私達が、嫌世界中全ての人間が、
世界一恐れている不幸な事よ。
(お~い、お~い)
もうやめれ、
『おい』と言う言葉がどんどん、どんどん近ずいてくる。
私、今にもおいに呑まれそうよ。
逃げても、逃げても、何処に行っても、
何処に隠れても、何をしても、おいが追いかけてくる。
体力、気力も底切れて私は神経がズタぼろよ。
これは死活問題。かなり深刻!
もう本当にやめて欲しい。
最後の命綱はやっぱりITかって!
(お~い、お~い)
おいが離れない。耳からも離れないのよ。老いが!
この老い耄れが!って何処の誰が言ったのか解らないけれど、まさにそんな感じよ。
威厳もくそもない。
仕方ないか、赤ちゃんに出戻ってるんだものね。
お母ちゃんのおっぱい、ちゅぱちゅぱして頂戴よ。
だからほんのちょっとでも気を紛らわさないと、
と思ってあなたに電話したの。
ごめんね、ありがとね。
あなただけなのよ。
こんな時、一番に頼りになるのは。
うん、わかった。
したら私もそろそろオフィスに戻るわ。
これから会議で珈琲の支度をしてて、ちょっと時間をもて余してただけだから。
うん、じゃ、今夜赤坂のRと言うレストランでね!
はなきんの夜だもの!
コ⚪ナも緩和されたし、久しぶりに呑んで食べて遊んじゃお❗
ダブルデートも久しぶり!
(お~い、お~い、僕が落としたのは金髪のかつらなんですけど~。)
(お~~~い。)
嘘つき!
と、何故か聞こえて仕舞う。
落花流水、潜在能力、本質、素質、本性とかはこういう事なのか?
とりあえずいつものように、
なんてお人好しなのだろうか、
すみませんそしてありがとう、
そして腑に落ちないまま、幻聴の記録を。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(アイツシリーズ)
(珈琲女シリーズ)