『女の朝パート1077』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

何かが始まるその瞬間と言うのは、

ちょっとした不安と、

ひた隠しにしていた心のときめきtonightみたいなものを感じて仕舞う。

さっきまでなかったはずの緊張と言う名の糸が、

いきなり空からふり落ちてきて、

目の前でぶーらぶーらぶら下がっている。

それはまるで、最初で最後の頼み綱と言わんばかりで、

それはまるで夏の季節に良く見られる夕立のようで、

それは絶対領域でもあり、

兎に角打ち込みたい。そしてやりたい。

出来たら何度もやり、何度でも味わいたい。

何度でも、どんな時でも。僕が僕である為に。好きなものは好きと言える気持ち。。バイ槇原敬之。

欲望の渦は我道を進むばりに独りでに膨む。

制御不能になられたそれは、

我は偉い、我に敵うものこの世に一切なし、

道を開けんかい、扉を開かんかい、話を聞かんかい、我は特別じゃ、我は凄いんじゃと言わんばかりだ。

しかしその姿は背中の丸い猫であり、又盛りのついた犬である。にゃん、そしてワン。



パシャリがワンに聞こえたのか、子猫のようなフチ子が驚き仰け反って仕舞った。
ごめんね。私からすれば義務だった。
いつもの手順でいつものことをする。
来日も来日もいつもの事をしていたら、
心ときめくような事も不安の要素も何も見当たらない。
何を見、何を知って、どう聞こえて仕舞っているのか解らないと言っておくけれど、
私はいつも不安しかないし、それは凄く大きくて近い。私の大事なフチ子がそこから落ちなて仕舞わないかどうかと言う、現実的な不安。
そして誰にも言えない私だけの秘密。
フチ子を、オトシタのは、紛れもなくこの私の方だけど、
差し迫った予定がある訳でもないのに、
私はいつも事を急かし、いつも一人焼け野はらの荒野になる。
まるで燃えかす。何の役にも立たないただの燃えかす。
つけ加えるならばときめく事とも縁遠い。
とりあえず、風が吹いて舞い上がり、
かすはかすなりにちりあくたとなれば良いものの、
私のご自慢のこの砦に風は吹かない。
さぁ、こっちにおいで、私の大事なフチ子。

とりあえず今日の日付は8月12日木曜日。
いつものように珈琲の写真と、
幻聴をここに残す。声の主は不明。




完。


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