予測は出来たものの、
やっぱり落ち着きがない月曜の朝。
訳もなく不本意でもなく、
同じ場所をぐるぐる徘徊してる犬みたいだと思った。
アイツは---人を呼びつけておきながら、
やましいほど一人良く喋った。
これまでの僕は、、あぁだこうで、
そして、あぁで、こうでねと言った具合に。
自分勝手にも程がある。
でもね、ふとした瞬間、何かに気がつく事があるみたい。
そんな時に限って間延びした顔になるの。
とりあえず、
やっと向き合えたと思ってはしゃいでいたのに、
何故か私は冷水を浴びせられっぱなしだった。
えっ、これはバケツチャレンジ?
それとも新型ウイルス?
したら今すぐ緊急事態宣言発令しなきゃ等と、
何回思ったか。
でも私は寒がりだし、ある種の免疫力が殆どない。
兎に角、話している内容も内容だけど、
アイツの鼻や口から変な色した蒸気みたいのが出ていた気がして、
それが何だか臭そうで、
初めのうちは本能的なものかなって思ったけど、
どうやらそうではなかったみたい。
しかし、それを嗅ぎとって仕舞った瞬間から、
じわりじわりと悪寒みたいなものが訪れ、
うっ、どどど、、みたいな音の後、
私は一気に弾け飛んで仕舞った。
私も驚いた。これは私が好きなやつだと。
やりたくもない後始末をさせられた時のように、
憔悴し、酷く飢えて乾いた私にとって、
いくら私が人並み以上の体力があろうと、
それは決して楽しい時間ではなかった。
男も女も大人も子供も、
我慢できる事と出来ない事は必ずある。
きっとその線引きとタイミングに私はいちいち頭を悩ませる。
とりあえずまともに座る事さえも出来ず、
眩暈がし始める。
皆さん、おはよー。お久しぶり、パー子で~す。
知っての通り、私は会社務めのOL。
朝晩はホームヘルパーのバイトとフィットネスジム通い。
そんな私にとって、
男の人が歩み寄ってくるなんて、事件なの。
親しい同僚や気軽に話しあえる友達も、
殆どと言っても良い程いないし。
でもこの場は自由に発信もできて良いですね。
皆様は相変わらずですか?
今日は私とアイツについての話です。
暇なら聞いてって下さいね!
私にとってアイツは相当な冒険者だと思った。
そして私も同じ船に乗れると思った。
パー子の心がときめいたのは確かな事だし、
徐々にアイツに傾き始めていたのも確か。
アイツにはね、
何かしらの覚悟や決意、又はアイツなりの考えがあった気がしたから。
と、いつものようにSNSで発信しよっと。
(フチ子はRAメンバーと言うサイトのメンバーだった。
最近始めたばかりだと言う。
しかし更新頻度はかなり少ない。
実家暮らしのフチ子にとって、
最近一番のお楽しみは、
ここで知り合った人達とコミュニケーションをとる事だった。
とりあえず寝るだけの実家らしいけれど、
フチ子はいつも大体自室にこもっている)
パー子←村崎フチ子のID名。
パー子、驚かないで聞いておくれ。
僕は君の家の近くに家を借りようと思っている。
買ったあの家は不動産に出そうと思っている。
パー子好きだ、パー子愛してる、パー子でなければ、、
確かに私も同じ気持ちだった。
でもね、
私は、アイツって人間の事を殆どと言って良い程知らない。
それなのに何故?がいつもいっぱいで。
何だかもののけ姫に出てくるコダマみたいになって行く気がして。
結局、、凄く心優しい人間だったみたい表向きは。
裏を返せば、浦島太郎よ。鶏知な見栄っ張り。
パー子って本当免疫力ないなぁ。
免疫療法ってやつでも受けてみようかなぁ?
そろそろ年だし、親も年だし、あなたしかいないし~~、
大黒摩季のらららとか歌っちゃったりして。
もう古いか。
時代錯誤なのかそれとも先進医療なのか、、、
時よりみせるおじいちゃんみたいな顔、
時より見せる間延びした顔、
いつも浮き出てる眼の周りのクマ、、。嘘、誤魔化し。
今考えると全てが繋がって仕舞うのも不思議で。
皆様、パー子がおかしいですか?
皆様の意見ぜひ聞きたいです。
ではまた。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(アイツシリーズ)



