女の朝パート885のバックボーン。
6月5日土曜日。
パシャリの後に部屋がいきなり明るくなり、
実は天使が舞い降りていた。
実際には何の変化も起きていないけどいつもの幻覚だ。
ね~、あなたもその口?
あなた正解よ。
だからもうひと踏ん張りね、頑張って!
大変だったら私が上に行った暁には助けに行くよ!と、
真ん中のフチ子が左のフチ子に言った気がした。
そして、右のフチ子には、
ね~、人間には2種類のタイプがいると思わない?
何度も同じ事を繰り返すタイプと、
心底懲りて仕舞い、心のシャッターを完全に閉ざして仕舞うタイプ。
あなたはどっちだろうね?と、
まるで思い出し笑いをするかのように、
右のフチ子に話しかけていた気がした。
しかしその表情は何処と無く暗く寂しそうだった。
あっ!待ってましたと言わんばかりに、
三人同時に口を揃えてあっ!と叫んだ気がした。
きっとぴーーっが聞こえたのだろう。
続くかも。
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)