『女の朝パート855』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆


本日4杯目の珈琲をマグカップに注いだ。
第四波と言う言葉が舞ったが今はどうでも良く、
そんなに飲んだら夜眠れなくなっち舞うよ~、
カフェイン多量摂取は睡眠不足を招き、
お肌にとって大敵よ~。
免疫力だって落ちる。出来る事も遠ざかる。来るものも来ない。
目の下にクマ!私はクマみたいのが好み!
兎に角ムンクの叫びのようなえげつない顔!
油断禁物プレミアムモルツ!
すべすべして、キラキラして、張りがあって、きめ細まかくて、水をも弾くそんなお肌のほうが良いと思わない?等と、
何処からともなく女の勢いがある声が飛び込んで気がした。
その次の瞬間には、
痛いとこつつかれた、すみません、でもありがとうと思ったが不知を装おう。
そして、
誰に逢う訳でも、誰に肌を見せる訳でも、
誰に肌を触れられる訳でもないから、
ほっといてくれ、そんなに私の事が心配ならノンカフェインの珈琲でも持ってきてよ!
もしくわどんなお肌でも君が好きと言ってみないさいよ、お願いだから言って下さいよ等と、
一人心の中でまくし立て一人無駄な抵抗をして仕舞っまていた。
だから(総称して一癖ある)女は余計に困る。
とりあえず珈琲を飲み始める前は、
いつものように適当に玩具を選び写真を撮る。



パシャリと聞こえた後、

参ったなぁ、僕は又しても独りぼっち。
ここに来たらコップのふちに舞い降りた天使がいるよ、
その天使は弓矢を持っていたり、
OL風の制服を身に付けていたり、
兎に角いつも自由気ままに現れては、
姿形を変幻自在に変える事が出きるんだよ、
しかし一目見た瞬間から今よりもっと幸せなれるんだよ!
それ凄くね~~~~!!!等と、
あの時あの瞬間、確かにご自慢のこのお耳で僕は聞いたから僕はここに来た。
僕の確信は間違いではない、
実は僕、昔から耳だけは良いみたいなんだよね。
ちょっとした音でも敏感に反応しちゃうし、
ピアノやギター、バイオリン等の音楽の英才教育も何だかんだ受けてきたし、、
兎に角、そんなに凄いなら一度位は確かめてみたくない?
自由気ままな天使、今よりもっと幸せになれるなんて聞いたら、
まさに僕のパートナーに相応しい女の子だと思っちゃうじゃない、、。
男の、野獣としての本能が立ち上がる!
(アイツの独白が始まる)
僕はありとあらゆる贅を尽くし、
もうお腹いっぱいです、もう大丈夫ですと言いたい位に、
沢山の愛をパパや家政婦さん達、そして周りの人達に注いで貰って今日日生きてきた。
本当に感謝してるし、仕切れない。
蝶よ花よと言われ、
お前が女の子だったら良かったのになぁ、と、
時より周りの人達や僕の大好きなパパに言われながらも、
パパ達は幼い僕の頭を撫でてくれたし、
僕はパパのゴツゴツした手とその時の声、そして笑顔が本当に好きだったんだ。
今も相変わらずそう思っている。
兎に角、僕は何不自由なく伸び伸びと好きなように育ってきた。
そんな僕が、


何で今日も独りぼっちで孤独のふちにぶら下がっているのだろう?
空いた口が塞がりません。
意味が解りません。
こんなに沢山の、
ただの泥水のような、ただの睡眠の妨げになるような、
ブラック珈琲を僕は我慢してまで飲みたくありませんし、飲めません。
僕の的が外れたのかな?
それともタイミングってやつを逃したのかな?
な、、何でかなぁ~~~~(かぁかぁかぁ←珈琲女の声)。

僕はあらゆるネットワークを駆使し、
ありとあらゆる作戦を練り、
ありとあらゆる手段や人員を動員させ、
尚且つ多大な時間と資本の捻出と投資までし、
やることなすこと可能な限り徹底的にやってまで、ここに独りぼっちやって来たのに!
な、な、、何でかなぁ~~?
僕はまんまと口車に乗せられたの?
それでもいいさ、いいよ。僕には慣れてる。

(かぁかぁかぁ~~!←珈琲女の声)

と、目の前のアイツが一人喋った気がした。
最後のかぁかぁかぁは、実は珈琲女と私の声だけど。。
しかし、アイツの声が途切れると、
何故だか間延びした気がし、途端に落ち着かなくなる。
だから私は玩具をおろし珈琲を飲むしか、方法がない。そもそも珈琲が飲みたかったのだから。
そんなことをなんとなく考えていた次の瞬間だった。
私の大好きな珈琲に向かって、
珈琲をただの泥水だの、ただ睡眠の妨げになるのだの、何様のつもり!
しかも私の断りなしに勝手に珈琲を飲むなども含め、
根も葉もない事を言うやつ、
自分勝手なやつだけは私は断じて許さん。
私にとって珈琲は運命共同体。
出逢うべくして出逢った、
誰もが羨み、誰もが口を閉じざるを得ないツガイ。
あなたさんが(←アイツの事)素晴らしい環境で育ったのはよ~く解りました。
あなたさんが4杯目なのもよ~く解りました。
で、これでいい?納得?満足?
私は自分が不憫でしかならない。
あなた達、本当に心底、贅沢な悩みだとおもいますよ。
ただね、寂しさの尺度と言うものは、
他の誰と比較する事ではなくってよ!
皆何処か寂しいから、
孤独の言う名の香りを嗅ぎ付けて、
ここに集まって来て仕舞った訳。
弧でなく個だったでしょ。
暖かい香りに包まれ、暮らし安心くらしあん、だった訳でしょ、、、


ここで、私の中では全てが終息した気がした。
そして思った。
又逢いたい人がいると。連絡が欲しいと、、、


(書く女シリーズ)
(アイツシリーズ)
(珈琲女シリーズ)