『女の朝パート584』又逢いたいと言われた気がし出かける支度をし家を出た。まだ夢から覚めていなかったのか、いつもの幻聴だったのかは解らないけれど、声の主であろうセイレーンにあった時、そしてセイレーンの笑い顔を見た時、いきなり熱が上がった、あの時のような気持ちになった。心臓がドクンと音を立てそこを拠点に小さなさざ波が立つ。あっそうだ、写真!何も考えず写真を撮っていた。習慣病だ!とは一人呟かない。でも習慣は第2の天性なりと言う事は知っているつもり。やるか、やらないか、良いのか悪いのかも、独りぼっちでは解らない、、、。完。(書く女・裏シリーズ)