ハンドパワーは人々の目を点にした。
ハンドパワーは種もしかけもありません。
あるのは入念な下準備と練習のみ。と、
一度はその素顔を見てみたいトランプマンが言いそうだけれど、
青い服と言ったらフチ子だと思った。
聞くところによると、
フチ子のこれまでの歩みは、
500ミリリットルの缶ビール1ケースを提供されても全然足りないし、
要するに一言では到底済まされない位、
壮絶で悲惨で孤独だったらしい。
ビール好きな私には同じ女として許せん。
えっ私?
私は珈琲女。実はビールも好きだけど、
とりあえず今はどうでも良い。
話を戻しますよ。
身体も心も壊れ、女としての夢も希望も全てを失った女フチ子だった訳だけれど、真実はいつも闇の中なのでしょうね。
そんなフチ子に、
当時一体どんなパワーが潜んでいたのかは、
実際に関わり、実際に見て聞いた人間がいないから私には解らない。
それでもフチ子は胃を決し腹を括り死に物狂いで頑張ってきたのでしょうね。
並な精神力ではなかったと想う。
そして漸くたどり着いた場所はコップのフチだった。。
遠くを眺める姿はきっと当時を振り返っているのでしょうね。
フチ子は言っている。
不思議なんだけどね、、、
この時の私は、頭で考えるより先に、
自分の口が勝手に動いちゃったの。
何て言ったと想う?
私の目が、点になっちゃった、、
目が点?まじ?と私は一人で呟いてんだって。
それを教えてくれたのは私と同じ縁に座っていた、
何処の誰かも解らない私に背を向けていた小さな子供だった。
その後暫くは、何の言葉もでなかったのだけど、
気持ちも落ち着き、腰も落ち着くとちょっとはゆとりができるものなのね。
後から調べてみたら、その子供の名前はマムアン。
マムアンはタイからやってきたみたい。
マムアンもこの時目が点だったらしいの。
私は今だから思えるんだ。
異国の血が流れる子どもも頑張ってるんだって。
国境も国籍も関係ないのかもね。
とりあえず、目が点になっていた二人が、
偶々コップのフチにいた訳。
二人合わせたら目が4つ。そして点も4つ。
点と4。テンとシ。そして天使!
不思議よね。
私は鼻からコップのフチに舞い降りた天使だったことが。。
マムアンも天使だしね。
いつもの幻聴だった。
いつものように記録。
完。
ありがとー。
昨日、一昨日は一位👏
流石みやぞん!