『女の朝パート566』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

12月30日水曜日。
時刻は間も無く深夜23時。
良い子はとっくに夢の中である。
そんな闇夜に満点の星が輝く時間に女が又しても珈琲の写メを撮った。
雲の遠くで飛行機の爆音を聞いてるように、
私にはもう何の感動も起きなくなっている。
まじ卍?!とか言って跳び跳ねて驚く事もない。

パシャリ。無機質で乾いた音。
そしてパシャリ。
良心の呵責も嫌悪も何も響かない音。

聞くまでもなく、
あれはコップのフチに舞い降りた天使-コップのフチ子である。
しかもエクソシストのふち子。
確かエクソシストと言う映画は、
無邪気で悪も知らなかった少女にある日悪霊がとり憑いた話だったはず。
少女はその日から全く別の恐ろしい人格になり、
口にすることも出来ぬような、まじ卍的な奇怪な行動をし始める。
そしてその少女の母親は、
その少女から悪霊を追い出す為に、
これまでの全てー恥も外聞も世間体も、
その全てを殴り捨て、凄惨な努力をする。
そしてエクソシストはその努力の話だったはず。

いつもの幻聴だった。
あのね、これはエクソシストのふち子でなく、
まじ卍のふち子ですよ。
それにまじ卍?!とか言うような青春時代を過ごしていないし、
えっ?聞いてないか、、
それに、まじ卍ってもうとっくに死語ですよ。とは言えなかった。
とりあえず聞こえた声をいつものように記録して、
珈琲は明日又飲むことにする。
もう23時か..もう眠らないと。。
眠らないと明日に響くし、夢すら見られないじゃないか。
それに珈琲女にとり憑かれている事も忘れられるじゃないか、、、、


完。