通りすがりの女・珈琲女裏版シリーズ・呟)
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夢だったのか現実だったのか、、、。
私の目と頭と記憶の底に残るほんの一瞬の出来事。
目を開けた時にはぶっ魂消たけど、
あの瞬間だけは愛しかなかった。
12月9日水曜日。
いつものように珈琲を飲む前に写メを撮った。
片手にマイクを握り熱き想いを演説する何処其処の政治家さんみたいに、
その時、私が乗せたふち子はウコンの力を片手に握り、
勝利の杯を掲げるあの時の如く高々とそれを掲げていた。
肉付きの良い太ももを丸出しにしながら、
清々しい笑みを口元に浮かべ、
落ちたら最後と言わんばかりの危険な場所で、
１人、上に書いた事を言った気がした。
落ちるか、溺れるか、飲むか、のまれるか、、。
いずれにせよ運命の鍵を握り、回すのは、、
とりあえずふち子の言葉でなく、あれは私の言葉なんだけど、、、、。
えっ私？
私は、知るものぞ知る珈琲女よ。
私の幻覚症状と幻聴はやっぱり今もこうして起きている。
ふち子でなく珈琲女と言葉であったとは、、。
落ちるか、溺れるか、、飲むか、のまれるか？
運命の鍵？？
夢が愛に変わった？？
う～んめ～コーヒー～と想いながらも、やっぱり意味が解らない。
解らないからなのか何故か凄く寂しくなる。
その寂しさの原因は何のだろうか？
独りぼっちだから？
それとも辛酸なめてるから？
完。
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