今も又飲んでるけれど、
始まりはいつも暗くていつもほろ苦い。
香りが鼻につき、私の身体に染み入ってゆくと、
私はいつも怯んで仕舞う。
何故ならばと続くけれど、
私の夢は今この瞬間から愛に変わったと言う女が、
何処からともなく現れては1人ぶつぶつつぶやいているからだ。
愛が解らない私。。
今目の前にあるマグカップの水面からは、
熱々の湯気が立ち上がっている。
湯気は一体化何処に向かうのだろう?
とりあえずいつものように写メを撮り、
いつものように女の声を記録。
『スタバの珈琲。
スタバの珈琲に限らずだけれど、
珈琲の香りと言うのは、
春の青い、新緑の香りを思わせ、
辺り一帯を一気にむせかえさせるお飲み物であ~る。
その香りの中の私は、
今この瞬間だけは、
漸く与えられた珈琲と言う名の冠を被る事ができる。
女として産まれ育ち、求めてはいけない、
我慢しなければならないことを教わり、
それが当たり前だと思い頑なに守ってきたけれど、
珈琲と言う冠を被った今この瞬間から、
その全ての事が愛に変わる。
私は珈琲女。
相変わらず名前は気にいらんが、
だから私が変わらなければならないのだ。
今目の前にいる女が気がつく前に、
そして珈琲が冷めてなくなる前に、、、、』だった。
自由でわがままな女である。
私はとっくに気がついている。
しかし心の何処かで好きと思えるのは何故だろうか?
完。
書く女シリーズ裏版・呟・幻・現実317、321、327
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通りすがりの女・珈琲女裏版シリーズ・呟)
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