『女の朝パート195』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆



又、新たな一杯が注がれた。
女は、まだ頭がぼ~っとしていた。


夢なのか現実なのか今は判断がつかない。

ただ一つだけ解った事がある。

骨身に沁みると言う言葉があるけれど、
珈琲にしても、何にしても、
満たされると言うことは、
背骨の方から沁みてきて、身体全体を細かく震わせるのだと。。

暖かい。優しい。女は無自覚に呟いた。
そして、
何だか自分が良い人間、又は良い女になれた気さえする。
念の為、気さえする。とも呟いた。

ドキドキ高鳴る胸の鼓動と、
びりびり震える指が、今、ここにあるようだ。


完。