『女の朝パート174』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

『改めて言うまでもないが、世の中のITの進歩と発展には目を見張るものがある。。』



女が一人呟いている。場所はスタバだ。

そして女のそれは続く。

『パソコン、コンピューターを始めとするデバイスの登場はあらゆる情報の保存と蓄積に成功した。

そのデバイスの進化は時代と共に小型一体化し、

今ではこのスマートフォン一つあればそこそこ何でもできるようになった。

そして今では、これら個人の膨大なデータや記録は一瞬で分析され、新たな情報を我々に掲示する。

プラス、ネットワークの進化も合わさり、個人や企業、文化や国境も超え、ありとあらゆるゆる情報は一括で受発信し、共有もできる時代となったのだ。

ロボットや人工知能(AI)等のテクノロジーの加速的で爆発的な発展と導入。

これら文明利器の発達と情報の多さは私達の生活に当たり前にあり、自然に溶むようになったの。』

ここまで言うと女が何故か笑った。

それから直ぐ、何事もなかったような面に戻ると、

女のぶつぶつが再開した。


『このような時代のニーズに応える為なのか、

このような時代になったからなのかについては、

私達はただの珈琲飲みで、

評論家ではないので判断がつかないけれど、

これら文明利器の発達やITに併せ、

私達人間の健康意識や運動意識についても、



カップとフチコがワンセットであるように、

益々の上昇傾向になり、

最早積極的に取り組まなければならない現代社会の課題として、

目の前にあるこの珈琲のように、

これからの課題として何度も考えを改めなければならない気がするの。

今私達を脅やかすのは、この目の前にあるこの珈琲ではなく、

目に見えないものの恐怖とその執着よ。

しかしどうしたら良いのだろうか?』




 『・・・・・・・・・・・』

女の隣にいるおんなは黙って聞いていた。

が、その時のおんなは何故か笑っていた。

とても優しい表情で。

もしかしたらおんなは何か大事な事を知っていて、

それを言うタイミングを待っていたかもしれない。


数分後、おんなが何かを言おうとした、

その時だった。

肩で風を切るかのように、

一人のオンナが颯爽と歩いてきて、

いきなり女とおんながいる席に腰を下ろしたのだった。

そしてオンナは言った。


『当たり前のことだけど社会は、身体と同じように常に変化してるわ!時代の流れやトレンドに合わせて、常に膨らんだり萎んだりを繰り返し、常に呼吸をしているの。

進化の道に進んでいるのか、端や衰退の道に向かっているのは誰もが解らない。

ただ一つわかるとしたら、それが自然でその渦中にいるって事実。


とりあえずよ!

数多くある中のその一つとして、今私が思う事は、

大小様々の形態を持ったフィットネスクラブの存在と様々な健康法の流通。

例えば、私の友人が、私の友人が!携わっている大型フィットネスクラブに始まり、


オンナは何故か私の友人がの部分を強調していたが、これと言って意味がないのか、そのあとも淡々と喋り続けた。



マンションの一部屋で行われるようなパーソナルジム、

ほかに自宅で出来るエクササイズとしてDVDやゲーム機など、

それらの規模やコンセプト、運動の仕方は千差万別で雑多に溢れている。

付け加えるならば、健康、美容、ダイエット、病気の予防などを発信している情報番組は勿論の事、各雑誌や図書も含めそれらの情報量の多さには、

本当に目を見張るものがあるとおもわない?

 

けっして非難をしている訳でもしたい訳でもないのよ。

ただの珈琲飲みにはそんな権限はないからね。

とにもかくにも、

文明利器と発達と、ITの進化や普及に寄って、

私達現代人の選択肢は大いに増え、その生活をより豊かに快適にしてくれた事に間違いはない。

このような時代に生まれ、生きている事に、これまで膨大な時間と努力を費やしてきた祖先や諸先輩方には決して感謝や尊敬の念を忘れていけないと思う。

しかしと続けたいところだけれど、今は割愛し、

 

話は戻るわ。

どんな形や手段にしても、健康人が増えると言うのは、個人のみならず沢山の人達を幸せにするだけの力を十分に持ち備えていると思うの。

 

私は思うのよ。

健康人を増やし、日本のフィットネス人口も増え、健やかな社会や集団という枠の中で一人一人が生き生きと暮らし、共に生活を営む事ができたら、

それはもっと幸せな事で、かけがえのない財産にならないかと。。

 

しかし悲しいかな。

健康人という言葉が宙ぶらりんな感じがするのは、健康や幸せであると言う概念が目に見えず、

その人個人の心の内にある事で他人が決める事ではないからでしょうね。

しかし一体どうしたら良いのだろうか?』


女とおんなは、

オンナの話をぼけっとしながら聞いていた。


数分後。

おんなは、珈琲を飲むと、

やっと自分の出番がきたと言わんばかりに、

今日初めて口をひらいたのだった。


おんな『自分の足使って人がいる所に行き、

皆で一斉に身体を屈する事から始めるのよ。




完。












完。