知り合って20年くらいになろうか
自分より10くらい年上で
そもそものきっかけは
ゴルフ練習場で見かけて
遠目からでもひときわ雰囲気のある人物であって
立ち振舞いから所作、スイング、球筋、打球音全てが綺麗で衝撃だった。
あっという間に惹きつけられて
それから何度も見るようになって
そのうち
抑えきれない気持ちを告白するかのように
僕のゴルフ見ていただけないでしょうかと頭を下げた
そんな始まりだった。
ゴルフでたびたび壁にぶち当たるたび
連絡するとはるばるとんできて
アドバイスをくださり
とにかく親切に親切に
ときには笑いを交えながらも厳しく
丁寧に。
当たり前にそんな月日を過ごすなか
少しずつ
気付きはじめた。
このひと
断らない。
なんの得にもならない僕からの依頼
仕事がなければ、いや仕事が空けば必ずのそのそとニコニコしながら現われる
断らないのだ。
ゴルフ以外にも
他愛ない話しをしたり
たまに食事をご一緒したり
いつも飾ることなく自然体で
頼まれごとに常に責任を持ち、都合の良いように考えない。
頼まれごとを後回しにしない。
僕は感受性が強い
いつも相手を考え、気を回し、何もしていないようだけれど
目に見えずともたくさんのこと考え行動されているのがよくわかる。
相手がゆっくりでいつでもよいですと言っても
出来ることに最善を尽くす姿勢
絶対イヤな顔などしない。愚痴もない。言い訳もない。
雨が降ろうが雪が降ろうが、暑かろうが、関係ない。
一生懸命、相手と向き合う。
あぁ
責任を負う、背負うってこういうことなんだなあ
ひとと向き合うってこういうことなんだなあ
本当に頭が下がる思いで
心に滲みる
そう、
心だ
心があるんだよなあ
奥様をすごく大切にされ、毎年正月はお二人で箱根旅行に
僕は感受性が強い
だから逆に
心ない対応もすぐにわかる
そうしたひととは関わらない
二度と。
自分も相手が何を言わんとしているのか
心からの願いはなんなのか
察することができる人間でありたい。
ルーズで鈍感な人間にはなりたくはないのだ。
流人


