小学生の頃から学校が嫌い。
何しに行ってたかって
給食食べに行ってた。
それだけだ。
けど、ある日を境に
その気持ちは変わった。
○○くーん、掃除当番でしょー
ちゃんとやりなさい
も~手間のかかるひとねー
はい、これもって
モップはね、こうやって、ここにあわせて
こうやるの、
わかった?
あ~、ダメダメ
ガラス拭くときはこっちからー
貸してごらん
こうよ、こう
わかる?
えー、もー
今日も教科書忘れたのー?
しょうがないわね~
じゃ、あたしの一緒に見なよ
もーいっつもなんだから
あ、これ
ノート塾でもらったから
あげる。使いな
先生には内緒よ。 笑
いつも世話をやいてくれた
クラスメイトの女の子。
初めて女の子を意識して
女の子ってなんでもできるんだって
尊敬して
いつも
その子を目で追うようになって
いつしか好きなんだって
気づいて
その頃には
まわりの世界に赤や黄色、緑、青。
たくさん色づいた。
今まで気づかなかった
野に咲く名もない花にすら
話しかけたくなる。
好きを手にすると
世界は変わる。
流人
