前回花粉症の原因となる、いくつかの植物を紹介しました。
「花粉症ってのは、スギ花粉が原因じゃないの?」と思われた人も居るかもしれませんので、追記したいと思います。


実は花粉症の原因は、スギ花粉や前回紹介した植物だけではなく、だいたい約60種類もの植物がアレルゲンとなるそうです。


しかし日本はスギ花粉が多く、その花粉に反応する人が多いために「花粉症=スギ花粉」が原因と思われているのです。


ところで、日本ではスギ花粉が多いと書きましたが、これはなぜだかご存知でしょうか?


杉というのは真っ直ぐ上に伸びる針葉樹ですが、確かに日本の山の風景を思い起こすと杉の木が密生している様子が思い起こされます。


実はこれは、日本の林業と深い関係があるのです。


古くから自然のままの森林のことを原生林とも言いますが、そもそも原生林には杉ばかりではなく、様々な種類の木が自生しています。


最初から杉がびっしりと生えている森林というのは、通常はありません。
つまり、杉ばかりが生えている山というのは、人工的に作り出された森林なのです。


その目的は、材木を切り出すための林業経営ですから、原生林のように関係のない木が沢山あると効率が悪いので、実際に木を切り出す杉や檜だけを植林して育成しているのです。


そして材木として利用する事を目的としているのですから、当然、山の奥地よりも人里に近いところにあります。

ですから、花粉が人の住む町に飛来する確率も高くなるというわけです。
これらの理由で、日本ではスギ花粉症になる人が多くなっているのです。