自称「ヴィンテージおたく」の界隈には刺さりません | Redrum

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おはこんばんちは。

 

鳥取の古着屋Redrumのニッタです。

 

 

 

ここのとこ水曜日の学割DAYでも

 

来店者の割合は大人の方が多いっていう

 

若者の古着離れが加速してます(ウチのお店だけかも...)。

 

 

 

古着=値段が高いのイメージが定着してきて

 

「ハナっから古着は選択肢から除外してた。」って言うてた初来店の大学生さんがいましたが

 

昨今の古着価格の値段高騰は実体が伴ってないバブルなんで

 

しばらくすると当然ながらバブルは崩壊

 

そして その先は値段も落ち着くと思いますよー!!

 

 

 

 

 

大量生産、大量消費、安かろう悪かろう全盛だった時代のアイテムも

 

「タグが古い...」、「ここのステッチが...」って

 

品質はさておき、(やや)古いって理由で値段が上がってますね。

 

 

 

 

と、そんな古着市場ですが

 

「旧タグやステッチに歴史やロマンを感じる。」って派閥には

 

きっと琴線に触れないであろうアイテムを紹介してみます。

 

 

 

みゆきちゃん(156cm)に着てもらったコチラ。

 

物っっっ凄く手の込んだ刺繍のワンピースなんですが...

 

One Piece

2,200円

SOLD

 

※)パンツやアクセサリーはモデル私物です。

 

 

 

ハンドメイド(手作り)の古着なんですよね。

 

 

 

 

遠い遠い昔(...って言うても僕が物心ついた頃)ってファストファッションも無く

 

今みたいに服が安くありませんでした。

 

 

 

現代だと「自分で作った方が安いわ!!」となる訳もなく

 

自作する人は皆無に等しいですが

 

当時は洋裁が得意な人は「自分で作った方が安いわ!!」って

 

足踏みミシンでカタカタと自作してました。

 

 

 

 

当然ながら商品タグは付いてません。

 

 

 

 

当時の日本は専業主婦が多かったっていう時代背景も理由のひとつなのかも...

 

などと思いを馳せるのも

 

歴史やロマンを感じると思うんですが

 

この類(たぐい)のアイテムは

 

自称「ヴィンテージおたく」の界隈には刺さりません。

 

 

 

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ここ近年の「(自称)おたく」って

 

僕がイメージする「おたく」と随分と違うなぁ...って思って

 

最近「おたく」に関する書籍を読み漁ってるんですけど

 

昨日読んでた本に

 

『現代は ルーツを体系的に知ることに興味が無く、おたくと自称しつつも非常に浅い知識しか持ち合わせてない。』

 

と書いてありました。

 

 

 

 

 

 

タグが古い!!が興味の到達点だと

 

そこから知識が広がる訳もないですが

 

さらには、タグばーーーーーっかり見てるお客さんで

 

(スマホでタグの年代を必死で調べてる人など)

 

目を見張るようなお洒落さんがいた試しがありません(断言)。

 

 

 

木を見て森を見ず

 

コーディネートは2の次、3の次で

 

お洒落とは別の目的で服を選んでます。

 

 

 

 

その本には

 

『現在はコミュニケーションのネタとしてオタク属性を利用している。』

 

ともあったので

 

今のヴィンテージ・ブームが去った後だと

 

「ヴィンテージ古着おたく属性」はコミュニケーション・ツールとしては

 

何の強みにはならないので

 

グッと数を減らしていくと思います。

 

 

数年後には健全な(?)古着好きが多くなるはず...と願いたいです。

 

 

 

ではでは。