こんにちは。研究員2号です。
今回ご紹介したいお話しは…
「事故物件」についてです。
警察庁発表の統計資料によると、平成10年から22年度までの12年間
毎年約3万人以上の方が自殺
という道を選んでいます。
上記統計資料を見ると、平成9年から10年にかけて自殺者が急増していることがわかります。
急増要因
についても警察庁が公式見解を発表しています。
中でも特に私の目を引いたのが文中にある下記要因です。
※抜粋
男女とも全ての年齢階級で自殺者数が増
加しているが、45歳~ 64歳までの中高年
男性の自殺者数の増加がその大半を占めて
いる。
少子高齢化が進む中、
老後の生活に希望を持てず自らの命を絶つ高齢者が年々増加しているそうです。
また、失業率と自殺率の相関関係も実証されており、昭和60年前後の円高不況の際にも
年間自殺者数が急増したそうです。中高年男性に傾向が多く見られます。
所有物件の賃貸対象世代が、その世代の方向けになっている大家さんは看過できない情報かもしれません。
不幸にも「事故物件」の大家さんになってしまうケースも十分想定されます。
事故物件の告知義務については様々な都市伝説的な噂があります。
実は宅建業法では告知義務の期間について明確な定義はなされておりません。
強いて言うなら「5~10年」と宅建業法47条を読み解くと解釈できるそうですが。
しかし、後年になって告知なく事故物件に居住していた事実が明るみとなり、
トラブルに発展することもあるそうです。
さて、人々から忌み嫌われているイメージがぬぐえない「事故物件」ですが、
中には自ら進んで「訳あり物件」を渡り歩く方もいらっしゃるそうです。
事故物件は割安で貸したり売ったりすることが一般的です。
まったく気にならない方にとっては破格の条件で入居・売買することが可能です。
ドクターや葬儀関係者、外国人の方など全く意に介さない方も世の中確実に存在しています。
さらに、UR都市機構には「特別募集住宅
」という枠があります。
「事故物件」の家賃が一定期間半額になる制度です。
前の住人についての説明を受け、賃貸契約を締結。
退去後は「リセットされた」と考え、一般住宅として募集します。
UR都市機構によると「特別募集枠」は年間約300件。
全体で約4万件の年間新規契約中1%弱程度の数に相当します。
また、全国の事故物件を紹介しているサイト
もあります。
誰でも全国の事故物件が検索可能な世の中になっています。
不幸にも事故物件のオーナーになってしまっても、最近の情報流通量はハンパないので、
黙っていることは得策ではありません。
エース損害保険はこの事故物件リスクを「ビジネスチャンス」と捉え、
昨年より管理業者向けに「賃貸管理リスクガード
」を発売しました。
国内では初の商品化ということで、今後注目されていくことでしょう。
年間自殺者数が13年連続で3万人超。
今後も円高不況や増税が続き、国民生活が圧迫され続けるようであれば、
全国の大家さんにとって「対岸の火事」ではありません。