飴と迫力 | hinata BLOG

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お花や詩ナド

〝あいたっ〟と思ったら、椅子に座った私につかまり立ちした息子が、私の腿をズボンの上から噛んでいました。

ドライヤーで髪を乾かしていた私は、垂れ下がった髪の毛の中から
「めっ」
と力強く叱りました。
ドライヤーしたままだと聞こえづらいと思い、そこはちゃんとオフにして。

息子は一瞬「えっ…」と泣きそうになりました。
それを見て『あ、わかったんかな…』と思いました。
すると、息子は恐る恐る噛んだ所と同じ場所に口を持っていき、私と目を合わせたまま、腿の上のズボンだけを噛みました。

〝あ、わかったんだ〟と思い、頭をヨシヨシして皮膚を噛まなかったことを認めました。

私はまたドライヤーのスイッチをオンにしました。
息子は私の腿へ口を持っていっては、上目遣いで私のズボンを何度か口で引っ張っていました。
その仕草が可愛いくて、私は髪を乾かしながら息子の頭をたくさん撫でました。