砂糖のように甘く、牛乳みたいに、白い川。
舐めたら、すごく甘くて、、。
女のこが、ギターを持って、川のほとりで弾いていました。
川にメロディを倣い、そよ風に歌ってもらいながら、女のこも歌います。
それを聴いていた小鳥が、川を辿って、メロディを届けました。そこは、甘い甘い川の上流。甘い甘い川に乗せた、甘い甘いメロディは、甘い甘い川の上流に住むひとたちをうっとりとさせました。
甘い甘い川の上流に、黄粉をひく少年がいました。少年は、ひいた黄粉と栗を使って、ドーナツを作り、甘い歌を歌う小鳥に、歌のお礼にあげました。
小鳥は、ドーナツを嘴にかけ、川の下流に飛んでいきました。そこでは、女のこがギターを弾いています。絶え間ない川の流れに合わせて、甘い甘い歌をとりとめもなく、いつまでも、いつまでも、、。
女のこは、淋しかったのです。いくら弾いても、終わりがない甘い甘い歌をくちずさみながら、泣いていました。
そこへドーナツを咥えた小鳥がやってきて、女のこの頭に置きました。
突然、頭の上にドーナツを置かれて、女のこはびっくり!
小鳥は、女のこに、川の上流に住む黄粉ひきの男のこの話を聞かせました。
その男のこが作ったドーナツだとわかると、小鳥と半分こして、食べました。
そして、黄粉と栗のドーナツのメロディを弾き始めました。幸せそうな音でした。
小鳥はまた、そのメロディを運び、黄粉ひきの男のこに口ずさんでみせ、川のほとりで歌う女のこの話をしました。
男のこは、自分の作ったドーナツの歌だとわかると、何とも言えない幸せな気持ちになりました。
男のこは、次にケーキを作りました。
そして、小鳥にクリームをつけて言いました。
「今度は此処まで、食べにおいで!」