ぼくの毎日の出来事を淡々と綴るということ。 -12ページ目

三日つづけて会社が休みだった。外に出かけて遊び、中にこもって本を読み、眠くなると寝た。自由な人生を送った三日間。三日目の夕方どきは憂鬱な気持ちだった。明日からまた不自由な人生がはじまってしまうなんて悲しすぎる。三日前に戻りたい。でも明日はやってくる。明日を悲観しているそのあいだにも、時計の針は進み、地球は自転をし、太陽が顔を見せるのを待ち構えていた。それはもう僕の手では変えることのできないこの世界のルールだった。だからと言って「しょうがない」で済まされるほど僕は大人ではなかった。そんな切り替え機能は僕の脳髄システムには組み込まれていなかった。ああ…明日よ…来ないでおくれ…ああ…昨日よ…もう一度来ておくれ…こんな願望はかなうはずはないと頭の片隅で気づいてはいたけれど、それは僕の中から湧き出てしまってきていてとめどがなかった。

そんなとき僕は現実の世界に戻ってきた。どうすれば自分の望む通りの道が表れてくれるのかを冷静に、心を整えて、知ろうと努力してみた。休む。休んでしまえばいい。パッと浮かんだのはそれだった。ぼくは休むことに決めた。もちろん休んだらよからぬ感情に襲われて自分が自分によって押しつぶされてしまうかもしれない、ということはなんとなくわかっていた。でも決めた。なんでそんなに簡単に決断できてしまったのかわからないままだ。客観的にみたら社会人としては点数のつけようのない最底辺の行動だろう。だって会社に行くことすらしないのだから。

決めてしまってからというものぼくの人生から会社というものがなくなった。思い肩こりが両肩からストンとどこかに飛んで行ってしまったような感じだった。最初の頃はそれに違和感を感じた。何かが足りないのかもしれない。という気がした。でもしばらくするとその違和感もまたどこかに飛んで行ってしまった。残ったのは自由という新しい道だった。