保母先生の思い出 | USCジャパン・プログラムのブログ

保母先生の思い出

おはようございます。

今日もUSCジャパンプログラムのブログへようこそ。



さて、今回はちょっと趣向を変えて、わたくしの恩師の保母須弥也先生の思い出話をひとくさり。



保母先生が亡くなる2年ほど前に、LAのわたくしのオフィスに来られた時のことです。


当時、わたくしはちょっと値の張る時計を思い切って買ったばかりでして(笑)。

これみよがしに診療中にもその時計をはめていたのですが、

それを保母先生が見とがめられて、こうおっしゃいました。



「ドクターが仕事をしている時には、それにふさわしい時計というものがある。

君がプライベートでどんな派手な時計をしていても構わないが、

仕事中にこんな時計をはめてるっていうのは、いわば公私混同ってもんだよ。」



うーむ、なるほど。あせる



で、保母先生のおっしゃる

「ドクターが仕事中にはめる時計」とは・・・はてなマーク


(1)ベルトは黒皮のシルバー時計。


(2)、値段は7万円から10万円程度。これ以上でも以下でもダメ。


保母先生いわく、


「自分が患者だったとしてごらん。自費のコンサルを熱心にしてるドクターの白衣のソデから金ピカのロレックスがちらちらしててたら、『なんか胡散臭い野郎だな、こいつ』と思わないかい(笑)」




いやはや、おっしゃるとおり。



というわけで、

「今度ヨーロッパに行ったときに、君の仕事用の時計を買ってきてあげるよ」

ということで、くださったのが、この時計。




今でも大切に使っている思い出の時計ですが・・・、

素敵でしょう(笑)。ドキドキ

(クリックして拡大してみてくださいね)


こうしてみると、黒皮の銀時計って、白衣と実によく合うってことが分かりますね。


日本円で7万くらいの時計だと思うんですけど、やたらflashyでないけど、

買った人の趣味の良さがにじみ出る、プチ高級感は十分に漂っているし・・・。



いや、こんなことを書き綴ったのも、

最近こうした「ドクターの品格」みたいなことを教えてくれる方が、日本にいなくなったなあ、と思って・・・。


わたくしの口から言うのもなんですけど、「ジェントルマン」って語彙そのものがなくなっちゃったんですかね?



本プログラムには、幸運にして晩年の保母先生の薫陶を受ける事のできた先生方、10数名が参加されます。

9ヶ月間のプログラム中、こうした保母先生の思い出話を通じて、今一度「ドクターの品格」みたいなことも掘り下げていければと思っております。