葬儀場を目にすると
当たり前だけど、お母さんの名前があった。
お母さんの遺影、たくさんの方たちからのお花。
やっぱりお母さんのお葬式なんだなぁと
当たり前の事を思っていた。
どうしてここにいるんだろう。
そんな気持ちにもなった。
お通夜の時間までに
職場の師長や先輩が来ているのが見えた。
先輩もいつも可愛がってくれる先輩で
安心感から涙があふれた。
いつも場を和ませてくれる先輩で、
お母さんの遺影を見て
「(私とお母さんが)そっくり」
って涙を流しながら笑顔で言ってくれた。
嬉しかった。
お通夜が始まって
何も考えれない時と、
気持ちが溢れ出して
涙が止まらない時とがあった。
そして、あの感じ悪い葬儀委員長の挨拶。
やっぱり最悪だった。
お母さんの父の名前は間違えるし
4男5女の9人兄妹の末っ子なのに
4男5女の8人兄妹って言うし。
私の名前も間違った。
おじいちゃんの名前も私の名前も
ふりがなふってたのに間違えた。
どこまでも感じ悪い葬儀委員長だった。
お通夜が終わって、
来てくださった方々をお見送りする。
兄は高校教師で車で
冬道は4時間くらい離れてるところに
住んでるのに、勤め先の校長先生も
駆けつけてくれていた。
私も病棟師長をはじめ、
職場の先輩が何人か来てくれた。
亡くなる2日前に、
お母さんとお父さんと私で買い物に行って
そこでたまたま久しぶりにあった
兄の友達のお母さんも
来てくれていた。
そして、私の親しい友達もいた。
私は職場に連絡するだけで
いっぱいいっぱいだったから
友達には伝えてなかった。
嬉しくてまた更に涙が溢れた。
友達もたくさん泣いていた。
「来てくれてありがとう。
連絡できなくてごめんね?
落ち着いたらLINEするね」
これだけでいっぱいいっぱいだった。
他にも色んな人が来てくれて
お父さんもお兄ちゃんも
身内以外に連絡する頭がなかったのに
これだけの人が来てくれてお母さん
愛されてるね。
お母さん…
お母さんが死んじゃったら
こんなにたくさんの人が悲しむんだから。
ドッキリでした。
って言って出てきてもいいんだよ?
だれも怒らないから…