天国と地獄~10年片思いの内縁夫婦~ -2ページ目

昨日の出来事を代わりに更新する

本人には許可取ってる

 

共同ブログにするつもりないから気まぐれだと思ってて欲しい

 

彼女とは離れて暮らしてる

今は

前は半同棲だった

ケンカしたとかそういうんじゃなくてコロナもあるし

お互いに感染しないためにも離れてる

 

仕事だからと言い訳して既読無視もしてしまうときもある

Twitterやブログやインスタで彼女の生活を眺めては

嫉妬しつつもお互いに静かな生活

嫉妬してるとは言いつつも彼女の生活を邪魔する気は更々ない

故意で傷つけたらわからないけど

 

そんな中彼女の近所には仲間が住み

ダッシュしたら5分もかからない

恵まれてる

そして凄く助かってる

会議には每日彼女との様子が流れてくる

そんな平和な每日

 

日に日に弱る身体を引きずって体力つけるためにも

買い物へ行ったり人の3倍くらいかけてバイトしたり

頑張ってるのを知ってる

つまずいたよ、暑かったよ、今日このくらい歩いたよ

そんな些細な返事が絶え間なく流れてくる

全てに返事できないけど

全てが愛おしい

 

昨日もいつものように出かけるねって連絡が来て

いつもと違う友達に会うというから

連絡もして最寄りの駅まで迎えを行かせたり

本当いつもの光景

 

電話したらでなくて

電車かな~って待ってた矢先だった

「病院行ってくる!」

状況を全部掴めないままだったけどとりあえず勢いで

家を飛び出してた

新幹線もお盆だというのに混んでない

そんな世間の流れなんてどうでもよかった

たった1時間半で着くんだけど携帯握りしめて泣かないように

するのが必死だった

 

もうすぐ着くって時間に仲間から全部の情報が入ってきた

改めて主治医を彼女が運ばれた病院に走らせた

怪我の治療といっても膝に少し擦り傷があって

足を挫いたという包帯だけで何も痛々しい姿ではない

病院に走り込んだら仲間に謝られたけど

仲間は何も悪くない

 

運んでくれてありがとう、本当・・・・・

 

運ばれた先の先生と主治医と話してくれた

情報を共有してもらった

 

「記憶障害ってありますか?怪我は軽症なんですが、ショック状態があるかもしれません」

 

って言葉に彼女の障害を話した

PTSDやパニック障害での記憶障害はもう長い付き合いだからだ

 

「お名前を言えなかったので手荷物調べました」

 

とカバンを受け取った

薬のせいで喉も渇く

だから彼女には重い500mlのペットボトルと財布とか

小さいカバンに詰め込まれてた

「これすらも彼女は重いんです・・・・」

そう返し深々とお礼して病室に向かう途中だった

 

駅員さんとリーマン風の人に止められた

「女性の方とぶつかってしまいました・・・・・まさか足が弱い方だと

思わなく・・・・ぶつかってしまった・・・すいませんでした・・・・」

とスーツ姿の男性が声を震わせてた

 

「まわりの方が女性の方に絆創膏渡してて自分で歩けるとお話できたので電車までお付き合いしてお見送りしたんですが・・・・」

と駅員さんが頭を下げてきた

 

別に謝って欲しかったんじゃない

怒ってもいない

「謝らないでください」とすれ違い病室に走った

仲間たちが説明してくれる

 

「駅でこんな事あった~って駅で待ってたら受身取らずにバタンって・・・・血は出てなかった・・・ごめん、近所まで迎えに行けばよかった」

たくさんの人が心配してくれる

誰も悪くない

主治医とも話し検査上では何も問題ないし経過を見ることになった

と伝え彼女の傍に座った

 

「打ちどころ悪かったかもしれないけど頭には支障ないみたいで・・・」

確かにたんこぶも傷の一つもない

膝の擦り傷と少し崩れた化粧が気になるだけで

点滴で鎮静剤などが入り

起きたら帰宅していいって判断だった

心配してくれる仲間や主治医にもお礼をして二人きりで

時間を過ごした

少し折れた爪を切ってあげたり

普通にぬくもりがある彼女の傷や身体を擦って待った

 

「早く帰ろう・・・・?」

ってうとうとしながら思わず呟いてた

小さい手が髪を撫でた

少し眠かったのにすぐ目が覚めた

声を出して呼ぶ前に思わず点滴を忘れて抱きしめてた

クスクス笑ってくれる彼女の頭撫でたらクシャって笑ってくれる

うん

いつもの彼女だ・・・・・

 

「膝痛かったな・・・大丈夫、何も心配ないよ」

「・・・・・・・えーあせる

「ドジっこだな」

「・・・・・ごめんなさいあせるこうやっていつも誰かに心配しかかけない

もうひとりで歩いちゃダメだねショボーンあせる

「そんなことないよ?ゆっくり歩いて自分で歩いていいよ

でもエレベーター使うのは贅沢じゃないんだよ、もう少し周りに甘えて

?わかった?」

 

そう促すと笑顔で頷いてくれた

 

怪我はどうでもいい

大事にならなかっただけ救われる

 

ぽかーん顔で携帯眺めてるから

思わず乱暴に取り上げた

「せんせー!?かまってくれへんのかあせる・・・・お盆だもんねw」

何も返してくれない彼女の正面に座った

「忘れてないでしょう?」

何度も頷いてくれる彼女の泣かない大きな瞳の奥に何があるのか

俺にも分かんない

「ちゃんと覚えてる。」

そう笑うから心配だけど頭撫でるだけが俺も精一杯だった

 

帰れるよって返事したけど一ミリも動かないから

時間が許される限り添い寝してあげた

怒ってないよって

大丈夫だからって

愛してるからって

またこう怪我して迷惑かけた自分が許せないと静かに泣いて

強く反省を示す声を聞くだけで辛かった

 

包帯を強く巻き直してあげて私服を整えてあげて抱き返して泣いてくれるまで待った

責める気持ちなんか1ミリもない

 

ただ俺のエゴや仕事、コロナすら言い訳にして

傍にいてやれなかった

何もかも言い訳に聞こえるから

無理に笑う彼女を起こして約束した

 

気持ちは奪えなくても俺の出来ることを一番近くでしてあげようって

いや離れて気付くなんて遅すぎた

こんな思いにすらさせなくて済んだんだと思う

 

 

 

 

今日午前中彼女を仲間に預けてスーツケース一個分だけ

荷物持ってきた

2往復ww

もう飽きたよ?ってまたはしゃいで笑ってくれるまで傍にいる

怪我関係なくずっと嘔吐してて気になるし

やっぱりこのまま預けて帰れなかった・・・・・

 

代わりでも俺は幸せだから

いや全部奪える権利もあるんだけど

笑顔を見ちゃったら奪えない

 

日曜日まで楽しもうね

日に日に軽くなる彼女に美味いもの沢山食べさせてあげようと思います

その先の未来はまたゆっくりベッドの上で話し合うとする

 

彼女のブログに乗り込んでみた

望まれたらいつでも削除する

 

まだ早い夕方涼しい部屋でウトウトしてた

 

そういえば嫁からのLINE遅くね?

そう携帯を取ったら鬼電が3人から交互に鳴った

 

「倒れた・・・・」

側近の友人からの電話

それだけで飛び起きてすぐバイク走らせた

新幹線に最短で乗ってから事情聞いた

よかった・・・

誰かのせいで泣いて誰かのせいで倒れたなら今なら

殺してしまいそう

 

嫁の為に流れる涙も犯罪も俺には無駄じゃない

 

どんなにケンカしても俺が忙しくて放置してしまっても

日課は毎日だった

返せない日でも返す気分じゃなくても

おはようって📧が来る

一緒に住んでた日も好きより愛してる

おはようおやすみは忘れなかった

 

嫁と呼べるのも俺の特権だと思ってる

再会後も俺から告白したんだ

いやプロポーズ

まだ先生って存在が居ない頃だったけど

すぐ俺のものに出来なかった

最近毎日思う、力づくで奪っておくべきだったと

 

嫁の身体を蝕むもの

「結婚はもう少し待って」

って抱く度に言われた

ムカつくくらい焦らされてる

その代わりにって嫁の夢を叶える約束を少しずつ叶えてった

 

「海が見える教会で二人きりがいい」

もちろん二人だけ

「セミじゃなくてフルオーダーでドレスが欲しい」

そういうから3ヶ月音楽を離れペンを握った

完成し試着させたときはただのきせかえ人形だけど

素直に可愛くて仕方なかった

トラブルあったけど作り直すくらいなんぼでも叶えてやれる

「宝石いらない」

そう望む指輪はドラマの影響で500万積んだけどw

タンスの肥やしになるだけで

お互いの身体に入る蓮の花の刻印が入った指輪は

浮腫む手のせいで入らない

いつでもサイズ変えるけど貸してくれないw

仕事の日でも寂しければ泣き出すくらいワガママ

だけど背中にくっついて待つ嫁を起こしてたくさんの夢を叶えてきた

 

君の為にだけしか歌えないから

君が望む限り働けるから

君が望むならいつでも全部放棄出来るから

 

病院に直行して

誰も悪くないって思いながらも駅員さんと偶然ぶつかった人と話したけど謝罪とかどうでもよかった

俺もガキじゃない

擦り傷くらいで済んだ嫁の横でそんなゲスい話をする必要もなかった

ただ手すりと杖を使って歩く人にぶつかってよろめいて

3、4段であろうと落ちたなら手すら差し伸べない奴には

用がない

足くじいて擦り傷だけだったから駅員さんがエレベーターに案内してくれたみたい

友人と待ち合わせて部屋に着いた瞬間に受け身も取らずに

倒れた事でパニックになってたようだ

 

主治医とも合流し運ばれた病院で検査や処置されたあとの

嫁と会って涙すら出なかった

酸素マスクとかももちろんいらなくて少し湿布と包帯を巻いただけの姿

頬に触るともちろん暖かい

当たり前だけどw

ただ声をかけても少し揺らしても起きないだけ

 

「頭打ってたらって思ってMRIとかCTとかレントゲンとか全部したけど異常は一切ないです」

それだけで安心で腰が抜けそうだった

 

「ただショック状態だと思うので眠らせてます

記憶障害や言語障害ありますか?身分証とお友達さんのお話でお名前とか聞いてますが本人が喋れなくて・・・・焦点も合わなかったので声かけたらパニック症状が・・・・」

 

 

全部分かってたこと

パニック症状を発症したり記憶障害は今始まった話じゃない

ドレスを着せた日ですら過呼吸で動けなかった・・・

俺の地元につれてった日ですら予定の半分が過呼吸で潰れた

それを本人は迷惑かけたと泣いて責任を追おうとする

少しずつ深く堕ちないようになってきた矢先の事故

でも誰も責めない

あくまでも事故

 

みほって呼ぶと、たまにキョトンってする

「みほ、でしょ?w」って笑うと笑い返してくれる

「たあ。。。。」って呼んでくれたら前はちゃんと名前呼んでほしくて

追求したけどなんでも「なぁに?」って返事することにした

そうじゃなくても昔の記憶すら障害のせいでバラバラのパズル状態

抜けてる記憶と生きる嫁と何日も向き合ってきた

何度も行った景色でも何度でも泣いて感動して

はしゃいで騒ぐから何度も小さい手止めて引き止めた

「コケるよ?w」って手引っ張ったら嬉しそうに腕にしがみついてくる

 

お前らしい不器用な生き方して欲しい

 

結婚とか今のお前の中の大好きな人から無理に奪おうなんて

思わない

俺も不器用なりにもっと自信をつけてからもう一度プロポーズするから

それが今日でも明日でも

お前の中の好きな人が消えないままでもいいよ

ほっとけないで済まない

ただ愛してるから傍に置いときたい

それじゃダメですか?

 

前の俺ならきっと

記憶が途切れるなら俺以外忘れて欲しいと望んでた

今はそんな馬鹿な思いなんかない

自信ないけど

 

ただの愛してるじゃ足りないくらい愛してる

そんな不器用さすら愛してくれる彼女の為に今日も

仕事三昧です

 

お盆なんてなかった・・・・