過日、テレビ東京の「カンブリア宮殿」
にて乳がんの治療方法で手術をしないで
凍結する治療について、紹介されていたそう
そうなので興味があり、実際に亀田病院のサイトで凍結療法を調べると
4.凍結療法(非切除治療)
アメリカでは1990年の後半から行なわれるようになった治療法ですが、日本ではまだ、保険適応ではありません。直径2.7mmの金属製の針とその先端の温度をコントロールする機械を使用し、がん細胞を凍結させ破壊する治療法です。まず、針をしこりに直接差込みます。次にその針先をマイナス160度の極低温まで下げがん細胞を凍結します。その後、常温まで戻し凍った細胞を更に破壊します。この作業を2回繰り返し、がんを破壊死滅させます。治療時間は大きさによってことなりますが、手術自体は、おおよそ40分程度です。凍結療法は切除手術に比べ、体への負担が少なく痛みがないのが特長です。凍結により死んだ細胞は時間がたつと吸収されて消失します。
メリット | 切除傷がほぼ残らない(3㎜程度) |
|---|---|
デメリット | 実験的な治療の為データが少ない 自費診療(日帰り) 37万8000円(税込)※1週間入院の保険適用乳がん手術の自己負担額とほぼ同額 |
凍結療法を行う前に、必ずセンチネルリンパ節生検を受けてリンパ節に転移がないかを調べます。
検査には2泊3日の入院が必要となります。
費用は、センチネルリンパ節生検自費+凍結療法自費分で、合計約60万円〜64万円(部屋の種類によって)となります。
画期的な気もするけれど果たして
有効な治療方法なのか?と思っていたら読者登録しているイシュランからのメルマガが
来ました。
イシュランメルマガ Vol.114 ━━━━━
【記事1】これで良いのか?亀田病院の乳がん凍結療法
”先日、テレビ東京のカンブリア宮殿と言う番組で、亀田病院にて乳癌を凍結する治療法が行われていることが、紹介されていました。健康保険の適用外の治療法のようですが、検討すべき治療法なのでしょうか?”
という質問をメルマガ読者の方から頂きました。
確かに、↓の「カンブリア宮殿」の中で紹介されたようです。
■「カンブリア宮殿 バックナンバー ”とことん患者目線で常に進化!人気病院”亀田”の革新経営の全貌」(テレビ東京)
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2019/0905/
読者の方のご指摘の通り、亀田病院では乳がんの凍結療法を「自由診療」の範疇で提供しているのですが、私はこのやり方は極めて不適切だと考えます。
というのも、凍結療法は未だ科学的根拠が十分ではなく、患者に提供する際はあくまで臨床試験としてやるべきであって、「自由診療」で高額の治療費を取って行なうべきものではないからです。
このやり方では、いわゆる”インチキ免疫療法クリニック”とやっていることが変わりません
日本乳癌学会も、治療ガイドラインの中で、↓のような見解を明確に出しています。
”乳癌に対するnon-surgical ablation*は適応を限れば局所制御できる可能性はあるものの,現時点では臨床試験として実施されるべきであり,実地臨床としての実施は時期尚早である”
*固形癌に対する熱凝固療法や凍結療法といった非切除治療
亀田病院は日本でも有数の乳がん治療件数を誇る施設なのですが、今回の情報を受けて、イシュランのサイト上では
本病院で自由診療として施行されている乳がん「凍結療法」は、現段階では科学的根拠に乏しい治療であり、本来臨床試験として行なわれるべきと考えられますので、ご注意ください
という文言を掲載する形をひとまずとりました。
今後、他施設で行なわれている本治療の臨床試験の成績がどのように揃っていくのか、それまで亀田病院がどのように対応していくのか、注視していきたいと思います。
つまり、自腹を切ってまでする治療
としてはいかがなものもあるか?との
ことです。
と、あります。
術後のケアなどを考えたら従来の方法から
したら負担は少ないのかもしれません
だけど、破壊しきれなかったら?
もしも、再発や転移したら標準治療を
受けれるのか?
そっちの不安が、大きくなる気がします
選ぶのは、自分だけどね
癌という病は、ひとすじ縄でいかない
厄介な病であることは忘れてはいけない
