それらすべて愛しき日々。 5 | usatami♪タクミくんシリーズ二次創作小説♪

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タクミくんシリーズの二次創作です。
usatami のこうだったらいいのにな~♪を細々と綴っております(〃ω〃)
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そんな顔って・・・僕は今、一体どんな表情をしているのだろう。
よく働かない頭では見当も付かなくて。
でも。
赤池くんの、もしかしたら僕よりも苦しそうな声に。
僕のことを心配そうに見詰める瞳に。
心配掛けちゃってるんだ、と気付く。

でも、心配いらないよ。
だって自分でも驚くほどに冷静なんだから。
強がりでも何でもなく、本当にそう思ってたから。
「僕は大丈夫だよ。ちょっとびっくりしただけで。心配いらないから。」
だからそう言ったんだ。

けど。
そう言った途端に。
「葉山、おまえは馬鹿か?」
おもいっきり貌をしかめた赤池くん 。
盛大に溜め息を吐き出して。
「え?」
「いや、間違いなく大馬鹿だ。」
そう言って、僕の頭に掌を載せて。
そのまま自分の方へと引き寄せるから。
「ええぇっ?」
僕の頭は赤池くんの胸の中へと倒れ込んでしまった。

「・・・・泣けばいいだろ?・・・泣きたいだけ泣いて、言いたいこと言えよ。溜め込むなよ・・・僕たちの前では、な。」
赤池くん―――。

さっきからやけにぼやけていた僕の視界が、とうとう滲んできて。
一滴の涙が頬を伝うと、それを皮切りに、僕の瞳からは堤防でも決壊したのか、というくらいに涙が溢れて。
本当にそんなつもりなんてなかったのに。
止まることなく流れ続ける涙に、僕は戸惑って。
戸惑いながらも、僕は少しずつ。
今の僕の現状をゆっくりと受け入れていったんだ。