君と一緒に♪12-20 | usatami♪タクミくんシリーズ二次創作小説♪

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タクミくんシリーズの二次創作です。
usatami のこうだったらいいのにな~♪を細々と綴っております(〃ω〃)
覗いていただけてら嬉しいです(’-’*)♪

「・・・え?」
何か聞き間違えただろうか?
いや、もしかしたら願望が引き起こした幻聴かもしれない。
そんな想いから思わず聞き返したギイに。

更に耳許に寄せられた可愛らしい唇から微かな囁きでのお願い。
こぼれる甘やかな吐息に目眩さえ覚える。

―――ギイ、僕を抱いて。
「・・・・・だめ?」
心許ない上目遣いで見詰めてくる託生に、やっとのことで保っていた理性は崩壊寸前だ。
「ダメなわけないだろ。でも・・・いいのか?・・俺、手加減出来ないかも。」
「手加減なんていらない。僕をギイでいっぱいにして。」
牧原さんのこと、忘れさせて・・・。

恥ずかしそうに頬を染めて言われた言葉。
だが、潤んだ瞳は真剣で。
揺れながらも真っ直ぐにギイを貫いてきた。
「ああ・・・。忘れさせてやるよ。」
廻した腕に更に力を込めてギイへと身をすり寄せてくる託生に、ギイは殊更甘く深くキスをした。
託生の意識が・・躯が、ギイ以外の存在など考えられないところへと連れ去る為に。



互いを激しく求め合って。
何度絶頂を極め果ててもまたすぐに互いの熱が欲しくなって、またくちづけから繰り返す。
ギイを求めていつも以上に乱れる託生は酷く官能的でどこまでも美しかったが。
常ならば体力と連動した気力の問題でとうに力尽きているはずの託生が、らしくなく幾度もギイをねだってきて。
きっと拭い去れない不安が際限なくギイを求めさせたのだろう。
その全てに応えて。
今、託生はギイの腕の中。
ようやく訪れた深い眠りへと旅立っていった。

すべらかな頬に残る涙の痕をそっと撫でて唇を寄せる。
いくら求められたからとは言え、沢山泣かせてしまった。
深すぎる悦楽に涙をこぼしながらも尚、ギイを求める託生の姿はゾクゾクする程妖艶すぎて。
ギイこそが託生を離せなくなってしまったのだが。

「託生、愛してる。」
行為の最中、幾度も幾度も告げた言葉を再び贈る。
忘れないで欲しい。
例え過去の亡霊が追ってきたとしても、絶対に託生を渡しはしない。
過去も、現在も。
そしてこれから紡がれていく未来でも。
間違いなく断言できる。
「俺はお前の全部を愛してるよ。」

だから、俺の傍で安心して眠れよ。