産経ニュースより
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110417/dst11041711240015-n1.htm
福島第1原発から20キロ圏内に取り残され保護される直前の花子。
なかなか立ち上がれず、座り込むこともあった=4月上旬、福島県富岡町(提供写真)
福島第1原発の20キロ圏内に取り残された動物を救うため、栃木県で動物愛護の活動に携わる女性や獣医師らが今月上旬、防護服を着て避難指示区域に入った。
きっかけは福島県双葉町から避難した人の家族からの相談。
集団で避難する際、自衛隊にペットは置いていくよう言われたという。
だが、発見された犬は公民館に鎖でつながれたまま力尽きていた。
この家族は「二度とこんな思いをしないようにしてほしい」と話したという。
再会できるケースもあった。
立ち上がれないほど衰弱していた老犬、17歳の「花子」。
山形県の公営住宅に避難している飼い主の男性(63)は連絡を受け、保護先の栃木県の動物病院まで会いに行った。
生後2カ月から育て、家族同然。
「数日で帰れると思っていた。餌をありったけ置いてきたが心配だった」。
痩せていたが、男性を見ると足踏みして喜んだ。
放射線量を調べる検査の結果も問題なし。
ただ、公営住宅はペット禁止で花子を連れて帰れなかった。
福島県地域防災計画には「放置動物の保護、被災動物の救護を行う」とある。
20~30キロ圏では取り残されたペットへの給餌や放浪犬の保護をしているが、「20キロ圏内は、心苦しいが対応できない状況」(担当課)。
救出したいという相談にも「立ち入りを控えて、と言うしかない」と頭を抱えている。