読売新聞より

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110417-OYT8T00074.htm


心身に障害がある人のリハビリ治療に犬とのふれ合いを活用するNPO法人「セラピー犬TOYAMA」(富山市)が16日、東日本大震災で被災した仙台市に向けて出発した。

治療用に訓練した「セラピー犬」とともに避難所を回り、気持ちの落ち込んだ被災者を癒やす。

被災地で初めての試みとみられる。

出発したのは大村正和理事長(57)らメンバー8人と、シェパードなどセラピー犬4頭。

同法人は県内の精神科病院や特別支援学校などを訪問し、犬とふれ合うことで活力を与える治療を試みており、訪問先からは「人生が明るくなったよう」など、喜びの声が寄せられているという。

大村理事長は2007年の中越沖地震の際、新潟県の被災地を訪問した経験があり、「犬が被災者に笑顔や楽しさを与えてくれるはず」との思いから今回の訪問が決まった。

出発したメンバーのうち、重度の視覚障害を持つ大村理事長ら4人が何らかの障害を持つ。

メンバー自身、犬を通して自立しようと奮闘中だ。

大村理事長は「メンバーにとっても障害を乗り越え、強く生きるための第一歩になってほしい」と願っている。

仙台市では18日まで活動する予定。

大村理事長は「つらいとき、一番の薬は楽しさ。一時でも犬が笑顔をもたらし、生きる力をあげたい」と意気込んだ。
ウサ達レスキュー

仙台市に向けて出発したメンバーとセラピー犬(16日、富山市で)