日刊スポーツより
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110322-751462.html
東日本大震災 から10日が経過し、被災地への支援物資が集まり始めた一方で、被災したペット のエサを中心とした物資の不足、被災地での放置、心身のケアなどが問題となっている。
仙台市で大町ペット クリニックを経営する荻原輝紀医師(39)の元には、震災後から連日、1日に20~30匹のペースで犬や猫が運び込まれている。
多くが、心拍数の上昇や発熱に加え、過度にほえておびえるなど、人間の心的外傷後ストレス障害(PTSD)に似た症状を見せている。
揺れに驚き、走り回った末の激突死や高齢犬の急死も多い。
18日にも福島県南相馬市で被災した犬2匹が同クリニックで診察を受けたが、診察台に乗せようとしただけで激しく抵抗した。
避難所に入るため、泣く泣くペット を捨てるケースも多いという。
ペットカフェを営む男性は「避難所に行けないペット連れの被災者が、うちで共同生活をしていました。その方が自宅に戻った後も、ペットを預かってます」と話した。
ペット フードも不足しており、街を探し歩く飼い主も多い。
67の動物病院で組織される仙台市獣医師は18日に災害対策本部を発足。
日本獣医師会や日本動物愛護協会もペットフードを集めるなど救援物資の一元化を行っているが、荻原医師は「ペットは家族。もっと大きなところが動いてくれれば」と国の支援を期待した。