関西テレビより
http://www.ktv.co.jp/news/date/20110118.html#0360981
ペットブームの中で飼われ、かわいいから、との理由でウサギを飼いながら、なつかないと捨てる飼い主が増えています。ブームの裏で悲鳴を上げる小さな命です。
犬や猫に比べて飼いやすいペットとして人気を集めているウサギ。
ウサギ年で注目が集まる中、思わぬところで災難に遭っているウサギがいるのです。
書初めで書かれた文字は、「ウサギ」。
通天閣に登場したのも「ウサギ」。ここにもそこにも…「ウサギ」??
ウサギ年の2011年、その飛躍に期待したいものですが…
やせこけてところどころ、毛が抜け落ちてしまっているウサギ。
こちらのウサギは脚にけがをしています。
皆、ペットとして飼われ、人間に捨てられた「捨てウサギ」なのです。
犬や猫のように鳴かず飼いやすいと最近人気を集めているウサギ。
しかし一方で捨てられるウサギも増えていて、大阪府では昨年度38匹が保護されました。
【NPO法人LOVE&PEACE 阪上義昭理事】
「この子は大きな公園の中に、段ボールに入って捨てられていた」
大阪市内のこちらの団体は捨てられたウサギを保護し、新たな飼い主を探す活動を行っています。
代表の阪上さんは現在、およそ3歳半のウルとまだ半年未満のうさこの2匹を保護しています。
【阪上さん】「この子はすごく恐がりなんです、最初ここに来た日には手を入れたらパンチ飛んできた。
捨てられる子にあるんですがかみつくとか狂暴な性格と思われるけれど、実は恐がりなこと多い」
自然界で肉食動物の標的となるウサギは、本能的に抱っこされることを嫌うため、なつかないまま捨てられることが多いのではないかと阪上さんは言います。
一方で、なつかないのも抱っこができないのも飼い主側のしつけの問題だと訴えるのはウサギのプロです。
【ブリーダー・松島請弥さん】
「(ウサギは)きちんと育てればものすごいなつくので、それが一番の魅力。
ただかわいいと甘やかして何もしないと、言うこときかないお姫様になってしまう」
ウサギの繁殖を行っているブリーダーの松島さん。
たれ耳が特徴の「ホーランドロップ」と、小型の「ネザーランドドワーフ」を育てていて、中には日本チャンピオンになったウサギもいます。
松島さんのもとには飼い主から「抱っこができない」「なつかない」などの悩みが多く寄せられています。
原因の多くは甘やかしにあるとみられます。
【松島さん】
「言うこときかない、暴れるとなると、飼い主が嫌な思いをしてうさちゃんと飼い主の信頼関係が崩れてしまう。
抱っこはどんなウサギでもできます」
松島さんは飼い主がウサギに関する知識を正しく持てば、本来嫌がるだっこもできるというのです。
【松島さんがウサギで実演】
「耳を人差し指と親指の間に軽く挟みます、これで頭の動きを押さえます。
もう一方の手でおしりをすくい上げるように、手前へ。
これで脇に抱える。最初は嫌がるかもしれないけれど、慣れます」
愛らしい姿に、飼ってみたいという人もいるかもしれませんが。。
【松島さん】
「自分で責任を持てないなら、最初から飼わないほうがいい。
生涯自分で面倒見る覚悟でで飼ってほしい」
かわいらしい姿で私たちを癒してくれるウサギ。
そこに命があることを忘れてはいけません。