スーパーニュースアンカー より
クマ出没多発…一体何が起きている?
金曜日のギモンは今年、頻繁に現れているクマです。
農作物だけでなく、人が襲われるケースも相次いでいます。
山にいるはずのクマがなぜ、今年は人が住む場所に現れるのか、ギモン隊が調査しました。
「うわー、すっごいな」
今月19日。
兵庫県豊岡市の民家の庭先で柿の実をおいしそうに食べる一頭のツキノワグマ。
「いい所に、実がついているんやな」
今年、各地でクマが多く目撃されていて、そのほとんどがこのツキノワグマと見られます。
体長は110センチから150センチで、体重は80キロから120キロ。
ドングリや果実などを食べています。結局このクマは、柿の実を食べた後、仕掛けられているオリには目もくれず山に帰っていきました。
【「桑村農園」桑村初真さん】
「強引に枝を引っ張って食べている。しょうがないですね、これだけ折られたら」
柿やクリを作っている丹波市の「桑村農園」。
今までクマの被害にあったことはありませんでしたが、今年は大きな打撃を受けています。
(被害額は?)「食べ物だけではなく、木を折られている。来年以降の栽培の被害もある。
50万とか100万はある。
これだけ被害があると農家としてはヤル気がなくなる」
農作物の被害だけではありません。
人が襲われるケースも出てきているのです。
京都府与謝野町の西原均さん。先月23日、自宅の裏でクマに襲われました。
約2週間入院していましたが、今では自分で病院に通えるまでに回復しました。
【西原さん】「ウオーっておおいかかってきた。
(私が)こけたから熊が飛んで逃げた。
下あごはない。縫ってもらった。本当に命拾いした」
関西では京都府と兵庫県でクマの目撃数や捕獲数が他府県と比べ突出しています。
目撃件数は例年より増えていて、京都府では890件。
兵庫県では807件となっています。
【ギモン隊リポート】「クマの被害が相次ぐ中、このアウトドアショップでは、あるものが売れています。
それは『クマ鈴』です」
「モンベルクラブGARE店」では、人の居場所をクマに知らせる「クマ鈴」が例年の5、6倍も売れています。
クマはもともと臆病な動物。
鈴の音を鳴らし、人の気配を伝えることによって逃げていくというのです。
【客】「明日から山に行くので最近クマが出るというので一応買いました」
「クマとかけっこうでていますからね。
(今日は買ってみようと?)どうしようかと迷っています」
そんな中、それぞれの自治体はクマ対策を進めています。
兵庫県豊岡市のこの家では2週間ほど前からクマが出没。
家の横にある柿の実を毎晩食べに来ています。
【大石清喜さん】「木の上に上がってな、おいしそうにポリポリ食べる。
クマは毎年出てくる。ほとんど毎年出る」
県は出没しているクマを捕獲しようと、この柿の木の下にオリを設置しました。
オリの中にクマの大好物の蜂蜜を置いて、おびき寄せようというのです。
クマが活動するのは早朝と夕方以降。果たしてクマは現れるのか。
ギモン隊は少し離れた車の中で待ってみました。
【ギモン隊】「今、トコトコと歩いたような」
【カメラマン】「ハイ」
【ギモン隊】「木のほうに行きましたよ」
現れたのは…タヌキでした。
【2日目・午後7時】「ガシャン!!(オリが閉まる音)」
【ギモン隊】「あ、今クマが入ったようです。うめき声のようなものが聞こえます」
【大石清喜さん】「やっぱり猛獣と言う感じや。こんなに早く捕れるとは、すごい。
(安心?)安心やな」
捕獲されたのはメスのツキノワグマ。
捕えられたクマは、基本は山に返されますが、被害の程度などによってこのクマのように処分される場合もあります。
兵庫県内で捕獲されたクマは現在88頭で、これまで最高だった2年前の53頭を大きく上回っています。
なぜ、クマは今年多くみられるのでしょうか。
兵庫県森林動物研究センターの藤木研究員にその理由を教えてもらいました。
【藤木研究員】「これがクマ棚です。クマがどんぐりを食べた跡です。
ポキポキと枝を折って木の実(ドングリなど)を食べます。
この木には木の実がなっていたのでしょうね。
豊作年はあちこちでクマ棚が見られるのです。今年は珍しいです。
ドングリ類は、ふつう公園に行っても必ず秋には拾える印象ありますよね」
【ギモン隊】「ホントにないですね」
【藤木研究員】「ないです」
藤木研究員は、ドングリなどの凶作がクマが人里に現れる理由だといいます。
【藤木研究員】「去年はものすごく豊作だった。今年はドングリ、ブナ、コナラもミズナラも全く実がなっていない。山の実なりが悪いというのが、クマが出没する大きな要因だと思います」
センターのまとめでは、ドングリなどが豊作の時はクマの目撃数は少なく、逆に凶作の時は目撃数が多くなるという結果が出ています。
今の時期、冬眠前のクマはたくさんのエサを必要としています。
人里に出てくるクマは今後も増えると予想されているため、十分に警戒する必要がありそうです。
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★転載して広めてください★
ドングリを拾って送ってください。
今年多くの地域でわずかに残された山の実りが、ありえない大凶作です。
クマたちが餌を求めて各地の人里に出てきて、連日、片っ端から殺されています。
これではクマが絶滅してしまいます。2004年2006年の大量捕殺の再来です。
行政に任せておけば殺すだけなので、わたしたちがドングリを運んで、クマが山から出てこないようにして、命を救っていきたいと思います。
これまでは内輪でドングリが集めていましたが、各地の地元の人や行政などからドングリを送ってほしいの声が相次いでおり、広く会員の皆様にお願いすることになりました。
どこに送るかの送り先は、刻々と日々変わっていきますので、お送りいただく前に、熊森本部までお電話を下さい。
一頭でも多くのクマの命を救うためにどうかよろしくお願いします。
日本熊森協会 本部連絡先
TEL:0798-22-4190FAX:0798-22-4196
E-mail:conatct@kumamori.org
◎ドングリ集めの注意◎
1,ドングリは、都会の公園で拾うようにしてください。
山のどんぐりはイノシシなどの餌になるので、拾わないでください。
2,ブナ・ミズナラは拾わないでください。
西日本では、山の高いところにしか生えていないので、
地域固有種があり、生態系をかく乱させる恐れがあります。
3,ドングリはかびやすいので、ビニール袋から出して送ってください。
麻袋やダンボールの箱(底に新聞紙を入れてこぼれるのを防止してください。)
に入れて送ってください。
(どんぐりは湿気に弱く5日ほどしかもたないそうなので
拾い次第早めに送ってください
4,ゾウムシといううじ虫のような虫がドングリに付いていますが、
森の全ての鳥獣の大好物なので捨てないでください。
虫ごとドングリを山に持っていきます。
5,出来るだけ、送るときに、拾ったドングリの種類・合計の重さを
発送の伝票に書いていただきたいです。
最後に今年合計何トン運んだか記録します。
※どんぐりを運ぶには、知識や経験が必要ですので、
一般の方はどんぐりを運ばないでください。
どんぐりは、現地の方々とも相談をしながら、熊の痕跡などを
調べおいていきます。
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~クマの棲む豊かな森を次世代へ~
日本熊森協会 事務局
〒662-0042兵庫県西宮市分銅町1-4
TEL:0798-22-4190
FAX:0798-22-4196
MAIL:contact@kumamori.org
URL:http://
■送り先■
会員さん個人で動ける範囲で森に餌を置きに行くため
送り先が刻々と変わるので、送る際には熊森協会に(TEL:0798-22-4190)電話をして送り先を聞いてください。