ケアマネ合格を目指すアラフィフ主婦の勉強日記です。

 

きょうは、急変時などの対応について勉強しました。

 

高齢者は、重症化するまで気が付かないことがある。

同時に複数の慢性疾患にかかっていることが多い

歩行障害や、呼吸困難、感覚器障害など日常生活に影響を受ける

多くの種類の薬を服用していること、副作用が出やすい

睡眠導入剤は意識障害を起こしやすい

降圧剤は起立性低血圧を起こしやすい

熱が出ない 痛みがないなど典型的な症状がなく自覚症状が乏しかったり非特異的な症状がでる

 

急変時の対応のための体制

高齢者の急変では適切な初期対応が予後に影響

24時間対応の体制を整えた在宅療養支援診療所 在宅療養支援病院 救急指定病院 特定機能病院などと連携

救急時を想定した連絡網を決めておく必要がある

救急受診するか迷うとき 自治体が設置する救急安心センター、一般救急相談センター 救急医療情報センターに電話相談

 

意識障害 重篤な疾患により起こっている場合がある

傾眠状態 言葉がはっきりしない立てなくなったなど 意識レベルやADLの異常があれば受診

 

呼吸困難

呼吸器疾患(誤嚥 気管支喘息 肺炎 肺塞栓 自然気胸)心疾患(心不全 心筋梗塞)などの疾患でみられる

緊急性が高い 呼吸困難 チアノーゼ

楽な姿勢 一般的には臥位 心不全やぜんそくは座位のほうが楽な場合がある

 

脳血管障害

脳卒中の可能性 顔の麻痺 片腕の麻痺 言語障害 のうち1つでも症状がある場合

意識障害 めまい 視野の異常 頭痛などの症状もある

症状があれば臥床させる

意識がない場合 嘔吐による誤嚥を防ぐ 側臥位にする

発症時刻を記録する

 

胸痛

狭心症 心筋梗塞 押さえつけられるような強い痛みを点ではなく面で感じる 肩などへの放散痛もある

高齢者では痛みが弱かったり感じなかったりすることがある

狭心症 痛みが30分以内でおさまる

心筋梗塞 痛みが30分以上

 

解離性大動脈瘤 胸部中央部に突然咲かれるような痛みがある 解離の進展により痛みの部位が移動することがある

 

肺塞栓 強い痛み呼吸困難 意識障害 長期臥床している高齢者に多くみられる

 

自然気胸 呼吸困難を伴う胸痛が急に起こる

 

その他 帯状疱疹 肺炎 気管支炎 胃食道逆流症 肋間神経痛など

 

腹痛

上腹部 急性胃炎 胃潰瘍 十二指腸潰瘍

右上腹部 胆石症 胆嚢炎

右下腹部 虫垂炎

左下腹部 便秘

腰背部から下腹部 尿管結石

 

イレウス 激しい腹痛と嘔吐がある場合

開腹手術後の腸管の癒着や腸ねん転 鼠径ヘルニア 大腸がんなどが原因

麻痺性イレウス 腸の動きが弱くなり便秘を起こす

 

食中毒 腹痛に嘔吐や下痢 発熱

 

吐血(消化管の出血により口から血を吐くこと)

食道静脈瘤 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 胃がん 抗生剤の副作用による出血性腸炎

 

下血(消化管の出血により校門から血を排出)

大腸がん 出血性大腸炎 大腸内視鏡検査での診断が必要

黒い便 上部消化管出血(食道 胃 十二指腸)

鮮血便 下部消化管 小腸 大腸

 

喀血(気道系から出血により口から血を喀出)

咳と一緒に血液を喀出したり 喀出した血液に泡が混じっている場合

結核や肺がんなどを疑う

 

嘔吐 腹部疾患 脳神経疾患 中毒 心筋梗塞 精神的なものなどさまざまな原因

寝たきり高齢者の場合 と物による誤嚥性肺炎窒息を起こさないように注意

吐き気がある場合は 側臥位にして上の足をまげて腹部の緊張を緩め巣

施設の場合は食中毒や感染性胃腸炎などの集団発生も考えられる

 

発熱 感染症を疑う

高齢者ではそれほど高熱でなくても肺炎などにより全身状態が悪化

緊急対応 しびれ けいれん 呼吸困難を伴る場合

腹痛をともなう 虫垂炎や 胆嚢 胆管炎

 

脱水 高齢者は脱水になりやすく発汗による体温調整が十分に機能せず熱中症をおこす危険がある

ふらつき めまい 血圧の低下 微熱 唇や舌が乾燥している 皮膚の緊張が低下してカサカサしている

尿の量が回数が少ない 脈が速い

 

浮腫 皮下組織に水分が潮流している状態

腹水 副区内に水分が徴収している状態

心不全 肝硬変 腎臓病 悪性腫瘍 低栄養で起こる

 

窒息 食べ物の誤嚥などにより上気道が閉そくされる

声を出すことができず のどに手をあげてる 手足をばたつかせるなどが窒息のサイン

高齢者の場合 急に黙り込む 意識を失うことがある

 

異物除去 側臥位にして口の中のものを指でかき出す

背部叩打法 肩甲骨と肩甲骨のあいだを連続して強くたたく

ハイムリック法 背後から高齢者の腹部に両腕を回し片手でこぶしを作りもう一方の手を重ねて患者のみぞおちを強く圧迫

 

転倒

骨折 転倒後に強い痛みと関節運動障害が起こる

骨折部を動かさないように固定

開放性骨折は感染の危険性が高く骨折端には触れない

頭部や顔面の打撲後に耳や鼻から出血がある場合 目の周囲などに皮下出血がある場合 頭蓋底の骨折の可能性がある

 

出血 

傷口は清潔なガーゼやタオルで圧迫し止血

出血部位より心臓に近い部位を圧迫することで止血

出血部位を心臓より高い位置にすることで出血が減る場合がある

 

頭部打撲

脳出血 硬膜外血腫 硬膜下血腫  意識障害 痙攣 頭痛 瞳孔の左右不動 記憶障害

頸椎損傷 手足の麻痺 しびれ 後頚部の痛み 極力動かさない

 

腹部の打撲 

下腹部がふくらむ 肝臓や脾臓の損傷では出血が多く腹腔内に貯留する

血尿 腎臓や膀胱が損傷

血便 腸管が損傷