ケアマネ合格を目指すアラフィフ主婦の勉強日記です。

 

きょうは認知症高齢者への対応について勉強しました。

認知症ケアの方法

 

パーソン・センタード・ケア イギリス トム・キットウッドが提唱

その人らしさを中心としたケアが理念

認知症の人の行動や状態は、複数の要因との相互作用がある

1.認知障害の原因疾患 2.健康状態や感覚機能 3.個人史(生活歴) 4.性格 5.社会心理学

の視点をとらえアプローチ

 

認知症ケアマッピング その人の状態の地図を作る 介護現場で活用

DCMはトレーニングを受けた評価者が一定の時間ごとの患者の行動とケアの状況を観察

良い状態 よくない状態のスケールを用いて評価

全体のケアを見直して質の向上を図る

 

ユマニチュード イヴ・ジネスト ロゼット・マレスコッティにより開発

人間らしくという意味がある

1.見る 正面から近い距離でアイコンタクトをとる

2.話す 優しい声でこれから行うことや何のために行うかなどを話しかけながらケアを行い安心感を与える

3.触れる 上腕や背中などをやさしく触れる

4.立つ  体を前傾にさせて本人の立つ力を引き出すようにする

 

 

バリデーション  ナオミ・フェイルが開発

妥当性を確認するといういみがある

認知症患者のBPSDにも一つ一つにいみがあるととらえる わからなければその行動を真似てみて本人の思いを理解する

1.認知障害 2.日時・季節の混乱 3繰り返し動作 4植物状態

 

施設でのケアマネジメント

1,本人のアセスメント

2,介護者・家族・支援者のアセスメント

3地域の医療・介護資源のアセスメント

 

家族への支援

1.認知症の受容と理解

BPSDは対人関係の中で生じる

家族が認知症の人との関係性を改善することでBPSDを予防することにつながる

 

2.精神的・肉体的負担への対応

家族に介護のコツ、行政の支援 有効な治療などを伝えて適切に対応し精神的なストレスを軽減

家族会や認知症カフェなど交流の場を紹介

地域包括支援センターとの連携 SOSネットワークの活用

 

認知症セ策推進大綱

2019年6がつに認知症セ策推進大綱が公表

団塊の世代が75歳以上となる2025年までを対象機関に認知症の発症を遅らせ共生と予防を両輪とした取り組み

 

1,普及啓発・本人発信支援

認知症に関する理解促進 人弛張サポーターの要請の促進

相談先の周知 認知症ケアパスの積極的な活用

認知症の人本人からの発信支援 

 

2.予防

認知症予防に資する可能性のある活動 通いの場の拡充

予防に関するエピデンスの収集

認知症予防に資するとされる民間の商品やサービスの評価

 

3.医療・ケア・介護サービス・介護者への支援

早期発見・早期対応、医療体制の整備

医療従事者など・介護従事者の認知症対応力向上

介護サービス基盤整備 人材確保

医療・介護の手法普及・開発 

認知症の人の介護者の負担軽減の推進

 

4.認知症バリアフリー推進

バリアフリーのまちづくりの推進

チームオレンジの整備

若年性認知症支援コーディネーターの充実

若年性認知症コールセンターの運営

 

5,研究開発・作業促進・国際展開

 

認知症を支える地域の資源

認知症早期発見のための連携

認知症疾患医療センター、認知症サポート医 かかりつけ医 地域包括支援センターの連携

 

かかりつけ医

かかりつけ医は認知症の人の早期発見や対応にも重要な役割

必要に応じて人弛張疾患医療センターなどと連携

 

認知症疾患医療センター

都道府県・政令指定都市が二次医療圏ごとに設置

1.認知症疾患に関する鑑別診断 初期対応

2.BPSDと身体合併症の急性期医療に関する対応

3.専門医療相談

4.地域保健医療・介護関係者への研修

 

認知症初期集中支援チーム 地域包括支援センターや認知症疾患医療センターに配置

認知症が疑われる人や認知症の人 その家族を複数の専門職が訪問しアセスメント家族支援などの初期支援をおこなう

認知症かどうかの判別のためのアセスメントツール(DASC21 )が標準として使用

 

認知症地域支援推進員

市町村 地域包括支援センターや認知症疾患医療センターに配置

相談

認知症疾患医療センターや医療機関 介護サービス地域の支援機関をつなぐコーディネーターとなります。

認知症ケアパスの作成

 

チームオレンジ

ステップアップ講座を受講した認知症サポーターが中心となって支援チームを作る

地域包括支援センターなどに配置

認知症セ策推進大綱では2025年までに全市町村でのチームオレンジの整備が掲げられている

 

認知症カフェ

認知症の人や家族の憩いの場

認知症セ策推進大綱では全市町村に普及させることが目標

 

SOSネットワーク

認知症の人が行方不明になった場合 啓作だけでなくタクシー会社やコンビニなど地域の生活関連団体などが捜索の協力

GPSの貸与や購入の補助を行う自治体もある

 

若年性認知症施策

都道府県の相談窓口には若年性認知症支援コーディネーターの配置がすすめられている

全国からの電話相談に応じる若年性認知症コールセンターが開設