六伴奏(映画「無伴奏」を6回観る)を達成した私。
映画の中で何度も流れるパッヘルベルのカノン。
響子(成海璃子)が喫茶店・無伴奏で渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と初めて出会ったときに流れるカノン。
この4人の誰にも明るい明日が待ってないってことを知ってるから、鼻の奥がツーンとして涙がツツツー。
そして、原作にはないラストシーン。
渉も祐之介もエマも目の前から消えて、ひとり仙台を離れることになった響子。
最後に思い出の無伴奏へ。
客たちは出て行って、店内には響子ひとり。
と、流れ始めるカノン。
この店。出入り口のドアに黒板が掛けてあり、客がそこに聞きたい曲を書くシステム。
誰かが出入りすると、その黒板がカランカランって音を立てます。
カノンが流れ始め、黒板がカランカラン。
響子以外は誰もいなかったはずの店内から誰かが出て行ったみたい。
響子は、そこに渉を感じ…。
私はここで涙腺崩壊。
昨日はタイフェスティバルへ。
雲ひとつない快晴。場内は人人人の波。イベント会場は熱気。
歓声。嬌声。笑顔。
なのに、ひとり涙するおっさん。
理由は、タイのアーティストがカノンを演奏したから。
とって明るいアレンジなのにね~。
