新作映画の脚本を担当することになった青年。

この国で昔あった戦争について書き綴ります。

でも、実際のところは分かりません。

戦争について書かれた著作物を参考にあの時代を想像し、あの時代の人々の叫びに耳を傾けます。

戦争末期のあの島。

本土からの支援もなく、切り捨てられ見捨てられた島。

なのに命令だけは伝わってて、「捕虜になるくらいなら、お国のために自決しろ。」と。

戦争の狂気の中、守りたいもの守れないもの。救えたもの打ち捨てたもの。

血で手を汚してしまった青年。

雨で流れてしまえば良いのに、人は雨が降ると傘を差してしまう。

笑いも取り入れてはいるけど重いテーマ。

あの島にひと足お先に訪れた梅雨の時期の雨のように静かに涙がいつまでもいつまでも心に降り続けます…。



この国全体のあの国の基地のうち74%が今もあの島にあります。

お国のための犠牲は今も続いているんですよね。

戦後70年。

多くの犠牲を払って手に入れた”戦争しなくても良い権利”。

それを捨て去ろうとする今。

選挙権を手にいれることになる多くの若い方に見ていただいて、考えて欲しい作品です。

本日(5月31日)まで下北沢のGEKI地下リバティにて上演中です。



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