昨日の研修は「キャラバン・メイト養成講座」でした。


認知症の方や介護されてる方々をサポートする「認知症サポーター」を育成するんだそう。


いきなり難しそう…。


ちびまる子ちゃん一家が出てるCMで「単なる物忘れと認知症は違います。」っていうのがありますよね?


最初に質問されました。


「昨日、夕飯食べたひと。」


次に「昨日の夕食のおかずが言える人。」


結構、忘れてますよね~。


おかずを忘れるのは物忘れで、食べたことを忘れるのが認知症。


平均寿命が伸び、少子高齢化・核家族化が進んだ結果、実際に発症してしまったお年寄りたちの面倒を見る人は負担が倍増。


周りの人たちが気づいてあげて、サポートしてあげないと。


今は他人事かも。


でも、自分の身に降りかかったとき、それまで知らんぷりしてた人を助けたいと思いますか?


最後に見たDVD。


老親と住むひとりの中年男性。


父が亡くなり、時期を同じくして認知症を発症した母とふたり暮らしに。


母の病状は悪化。昼夜逆転し、徘徊。警察の厄介になることも。


デイサービスを利用し、働く主人公。


しかし、悪化の一途を辿る母の介護のために退職。


治療費やデイサービスの利用料などで貯金は底を尽き、失業保険で生活。


生活が苦しく、生活保護を申請するも、失業手当受給を理由に拒絶される。


やがて失業手当も終了。


生活保護は過去の収入も反映するそうで、すぐには無理。


デイサービスの利用料も公共料金も払えない。


主人公のつぶやき。


「死ねってことか。」


やがて心中を決意。


コンビニでわずかに残った小銭でパンを購入。


最後の晩餐。


「ごめんね、母さん。もうダメだ。」


一瞬、正気に戻った母。「そうか、ダメか。」


母の首を締め、自分もナイフで自殺を図るが死に切れず、逮捕。


「あなたの周りにもいませんか?困ってる人が。」


行政は役に立ちません。


コンビニの兄ちゃんでも良いんです。


異変に気がついて「大丈夫ですか?どうかしましたか?」って声をかけてあげたら、死ななかったかも。


深いテーマですね。


100人以上集まった会場はすすり泣きに包まれてました。