今日、事務所で仕事してると呼び出しが掛かりました。
先日のおばあさんが呼んでる、とのこと。
行って見ると、予約票を見せながら「今日が予約日だから診察して薬をください。」って。
予約日は18日…。
今日は11日…。
耳が不自由だし、説明しても埒があかないから、看護師さんに頼んで医師の診察を受けてもらいました。
看護師が息子さんに電話したみたいで、折り返しの電話がありました。
受けたのは私。
「ご迷惑をお掛けするかも知れませんが、環境を変えると認知が進むらしいから、そのままにしてます。」とのこと。
でも、一人暮らしは心配じゃないのかな?
「時間は分かるから、バスに乗って帰ると思うけど、一応見届けて。」だって。
確かにバスの来る5分前にはバス停の椅子に座って待っておられました。
日にちは分からないけど、時間は分かるんですね。
実はこのおばあさん。
病院に勤めるようになって初めて名前を認識した患者さん。
偶然インフルエンザのご予約を受けて、そのときに世間話をしました。
おととしの12月だったかな?
そのときはまだ耳も聞こえてたし(遠かったけど…)、ちゃんと会話もしたんですよね。
以来、院内や町内で会ったら、話しかけてくださって。
しばらくお見掛けしなかったんですけど…。
知ってる方だけに“老い”の進行が切ないです。
