いつもそう。素直になれなくて気付けば後悔ばかり。
ねぇ、あなたは今どうしてますか?
そう出逢いは、桜の花びらが舞う春の風の中。
スーツの上着を着ながらネクタイ首から
下げて走るあなたを横目でこの先に何が起こる
なんて知る由もなかった。
保育の専門学校に通い慣れた2年の春。
大好きだった母のような存在の先生。
クラスの誰もが予想だにしなかった。
始業式。
2Aの担任は、新任の…
思わず私たちは、悲鳴にも似た声を上げてしまい、
悲しみに暮れた。
今、思えば1番ショックだったのは先生で
あったろうに…
始業式も終わりクラスに戻り、
前の担任との別れの挨拶。
新しい担任へと引き継ぐはずが…
なかなか来ない。
やっぱりショックだったのだろうか。
しばらくすると、少し緊張した先生の登場。
初日ということもあり、みんな簡単な挨拶をして
終わり。
何でも先生は、ここの保育科の卒業生で
先輩でもあった。
はじめは、何もない。
ただの先生と生徒。だったのに…
しばらく時は流れ、先生もクラスの
みんなとも溶け込み、1つのクラスへと
まとまっていった。
だけど、私は先生が苦手だった。
次回へ続く…