「とりあえず赤司君達の元に戻りましょう。一気に深入りすれば取り返しがつかなくなります」
まだ午前中で日光は痛いほどに皮膚をさす。
「黒ちん・・ダメだよ。1人は」
「どうしたんだい、敦」
「何でもないよ」
氷室は紫原の顔を覗き込んだ。それ以上は聞かずにポンポンと優しくなでる。
* * *
外に探索にいっていたメンバーは全て施設に戻っていた。
何だか空気が重く入るのに少し躊躇してしまう。
「テツナ、おかえり」
「はい・・・。もう疲れました」
机には沢山の料理が並べられていた。
キッチンの所には桜井がエプロンを着て作業をしていた。
「もう昼食の時間でしたか」
黒子はのそりと席に座る。黒子が一番血色が悪くなっていた。
「テツ、お前大丈夫か?」
「あ、はい。ちょっと考え事をしていて」
全員が揃い昼食を食べ始める。黒子の前には青峰、右には火神、左は桃井がいる。
その3人は黒子の様子がおかしい事を感じていた。
「テツちゃん、体調悪い?」
「えっ・・・いや、大丈夫ですよ」
「どうみても黒子、顔色悪いぞ」
「テツ、無茶すんな」
「してないですよ、私は大丈夫ですから」
黙々と黒子は昼食を食べていく。話は弾むはずもなく続いた。
「午後からは少し休憩してから、再度探索と調査をしていこう」
とりあえず個人解散となった。