黄瀬が申し訳なさそうに伝える。
「それは本当なのか」
『えぇ、真実です。・・・あっ、ここからは私が話します』
「黒子か、じゃあ頼む」
『ついさっき私と紫原君、火神君でこの村の出入り口に行きました。嫌な予感がしたので、出入り口である鳥居に手を伸ばしてみたら、壁を触ってるようにそこから前には進めませんでした』
「・・・」
笠松は紙に黒子が話している内容を書いていく。
4人はそこに書かれているのを読んでいく。
『後この村には、人外の存在がいるようです』
「それって・・・」
笠松でさえも、それがどれだけ恐ろしいか分かったようだ。
『笠松さん・・・赤司君に代わって貰えますか』
「あ、あぁ・・赤司、黒子からだ」
「はい。・・・黒子か」
『赤司君・・・まだ詳しくは分かりませんが、今回は一筋縄ではいかないです。最悪の結果、死傷者が出る可能性があります』
赤司は黒子のいう事を信じているようだ。
『この件は・・・・私がどうにかしますから。では』
「おい、テツ・・・・」
黒子は赤司の返事を待たず、電話を切った。
「テツナ・・・1人で抱えるな」
【黄瀬・実渕・氷室・黒子・紫原・火神ペア】
「黒ちん・・・どうにかするって」
心配そうな紫原を安心させるように黒子は微笑んだ。
「安心してください、絶対に皆さんを帰しますから」
黒子は手に持っている黄瀬の携帯をかえした。
さっさと黒子は歩いていき、後ろを追う様に5人が歩く。
「俺たち、大丈夫だよな・・・」
「タイガ、お前が弱音を吐くな。黒子ちゃんだって頑張ってるんだから」
火神がボソッと呟くと氷室は聞き逃す事はなかった。
「そう、だな」