あと2週間で帝王切開での出産が決まっている妊婦の高熱。

強い薬は使えない。 弱い薬を点滴でゆっくりゆっくり入れた。

死にそうに つらかった。

 

実家の両親も駆けつけ 「どうしたんだ、昨日の朝、あんなに元気だったのに・・」

すかさず

義母 「おねがいちゃんは 体が弱い、こんなことで子供ができて

     やっていけるのかしら・・心配ですわ」

しらーーーっと言ってのける義母が悪魔に見えた。

 

そして2週間後、無事 長女が産まれた。

娘が産まれてからの話は また後日。

 

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

おねがいが、結婚したことを 心底 後悔した   初めての日。

 

義実家 近くに引き戻され どんだけかたった ある日。

 

男性トイレ 「かーさんから 『鮭の切り身をたくさん もらったので  夜 いないけど

    持っていって』 と言われたから 取ってきた」

タッパーに20切れくらいの りっぱな鮭の切り身がはいっていた。 

おいしく いただいた そのあとに とった電話は

 

義母 「今すぐ 二人そろって 来い!!!!」  だった。

 

おねがいは、恐怖でひきつった顔のまま またしても 嵐の中に

1人 放り込まれることになった。

 

義母 「大きいタッパーのほうは △△ちゃんのつもりだった(義姉)

     なんで 大きい方を持ってったんだ?!

     あんた(おねがい)が  そっちにしろって 言ったんだろう!」  

 

から 始まり興奮状態は どんどんエスカレートしていった。

 

義母 「私らの金をめあてにしとっても無駄だで。

     私らはな、一銭も 残していかんで。

     葬式代だけ残して あと全部 使ってくで 覚えとき!」

 

義母 「だけどな、わたしらの介護をするのは あんた一人やでな。

     △△ちゃんには させん。

     男性トイレくんにも させん。

     あんたが すべて 一人でやるんだ。

     介護は下の世話だでな、 わかっとるんだろうな?!」

 

義母 「 あんたは 優しそうな顔しとって、腹の中では 何 考えてるか

      わからん。

      本当は 面倒なんてみるもんか  そう思っとるんだろう」

 

途中まで そばで新聞をペラペラめくって見ていた男性トイレは、義父と二階にあがっていった。

テレビでも見るためだろう。

 

延々と、あまりに いろいろなことを 言われて もう あとなにがなんだか

わからない。

ずっと泣いいていたので 頭もガンガン痛い。

その中で たった一言だけ がんばって言った言葉は

 

おねがい 「・・ ちゃんと・・・・ お世話するつもりです・・・・・・・」  と、同時に

 

義母 「嘘を言うな!! あんたの考えとることくらい

     わからんと思っとるんか!!」  罵声がとんだ。

 

その瞬間 おねがいの中で なにかが切れた。

自分でもよくわからないが イスをガタンと鳴らし、立ち上がった。

 

もう限界だったと思う。 聞いていられない。

 

すると、

義母「なんだ、その態度は!

    帰るんか?  ああ 帰れ!

    今すぐ 一人で帰れ!!」

 

 

 

 

 

泣きながら 義実家を飛び出した。

 

もう夜の12時になろうとしていた。